宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:04)
今日、C6.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 2 08:19 C6.5
5/ 1 16:48 C1.7
4/30 22:03 C3.3
20:25 C3.2
17:53 C1.7
17:11 C1.6
07:41 C1.6
05:39 C1.8

黒点  5/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1195 1 α C3
1199 5 β C2
1200 8 β ---
1203 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 691 -3.5
-2 h 657 -1.7
-4 h 642 -0.2
-6 h 628 -1.1
-8 h 636 -0.4
-10 h 618 -3.2
-12 h 623 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -28 -4/ 13
-2 h -26 2/ 6
-4 h -30 -2/ 8
-6 h -30 -3/ 9
-8 h -34 6/ 17
-10 h -36 -11/ 22
-12 h -32 -16/ 12

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
5/ 2 0.3 1x10^4
5/ 1 0.3 4x10^3
4/30 0.3 2x10^2
4/29 0.3 3x10^2
4/28 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/27 13:19 太陽風は低速になり、穏やかです。アクセスの累計が400万に達しています。
2011/ 4/28 10:02 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風も低速で穏やかです。
2011/ 4/29 07:00 太陽風は低速で穏やかです。高速風が近づいているかもしれません。
2011/ 4/30 13:32 太陽風の速度が650km/秒に上昇しています。活発なオーロラ活動も発生しています。
2011/ 5/ 1 13:01 600km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
最新のニュース

2011/ 5/ 2 11:04 更新
太陽風は、600km/秒台の高速状態を保っています。オーロラも活発に続いています。

担当 篠原

高速太陽風が続いています。
昨夜、一旦600km/秒近くに速度が下がったのですが、
2日に入った頃から再び高まり初め、現在は700km/秒にまで上昇しています。
太陽風磁場強度も、5nT付近で安定しています。
高速風はまだまだ中盤の元気な領域の様です。

そして、太陽風磁場の南北成分も、南寄りの傾向が続いています。
強度としては、-3〜-5nT程度ですが、頻繁に南側に振れているため、
オーロラの活動も活発に続いています。
AE指数では、500nTから最高で1200nTに達する中規模の変動が
連続的に記録されています。

昭和基地の写真を見ると、残念ながら曇りでしたが、
雲を通して、オーロラの明るい光を見ることができます(5月2日の動画)。


かなり速度も高まった今回の高速風ですが、
そろそろ後半に入るのではないかと思います。
今後、太陽風の磁場強度が3nTくらいに弱まるのがひとつの目安です。
こうなると、南向きの振れ幅が小さくなり、速度も低下を始めるので、
磁気圏の乱れも次第に小さくなっていきます。
それまでは、活発なオーロラ活動が続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加して、10,000の警戒レベルに達しました。
高速太陽風は、昨日よりも速度が上がっているため、
高エネルギー電子の数も、明日は更に上がる可能性があります。
衛星の運用などでは注意が必要な状況になりそうです。


太陽では、今朝、2日8時(世界時1日23時)に、C6.5の小規模フレアが発生しました。
発生場所は、西の端の様ですが、まだはっきりしません。
目立って活動を起こしていた黒点群たちが西に没してしまい、
太陽のフレア活動は穏やかになっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。