宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 5/ 2 11:04 更新 太陽風は、600km/秒台の高速状態を保っています。オーロラも活発に続いています。 担当 篠原 高速太陽風が続いています。 昨夜、一旦600km/秒近くに速度が下がったのですが、 2日に入った頃から再び高まり初め、現在は700km/秒にまで上昇しています。 太陽風磁場強度も、5nT付近で安定しています。 高速風はまだまだ中盤の元気な領域の様です。 そして、太陽風磁場の南北成分も、南寄りの傾向が続いています。 強度としては、-3〜-5nT程度ですが、頻繁に南側に振れているため、 オーロラの活動も活発に続いています。 AE指数では、500nTから最高で1200nTに達する中規模の変動が 連続的に記録されています。 昭和基地の写真を見ると、残念ながら曇りでしたが、 雲を通して、オーロラの明るい光を見ることができます(5月2日の動画)。 かなり速度も高まった今回の高速風ですが、 そろそろ後半に入るのではないかと思います。 今後、太陽風の磁場強度が3nTくらいに弱まるのがひとつの目安です。 こうなると、南向きの振れ幅が小さくなり、速度も低下を始めるので、 磁気圏の乱れも次第に小さくなっていきます。 それまでは、活発なオーロラ活動が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加して、10,000の警戒レベルに達しました。 高速太陽風は、昨日よりも速度が上がっているため、 高エネルギー電子の数も、明日は更に上がる可能性があります。 衛星の運用などでは注意が必要な状況になりそうです。 太陽では、今朝、2日8時(世界時1日23時)に、C6.5の小規模フレアが発生しました。 発生場所は、西の端の様ですが、まだはっきりしません。 目立って活動を起こしていた黒点群たちが西に没してしまい、 太陽のフレア活動は穏やかになっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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