宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:30)
昨日、C6.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 3 --- ---
5/ 2 08:19 C6.5
5/ 1 16:48 C1.7

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1200 3 β ---
1203 4 β ---
1204 3 β ---
1205 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 618 -1.5
-2 h 627 -2.3
-4 h 667 -1.7
-6 h 667 -1.1
-8 h 684 -1.3
-10 h 674 -1.6
-12 h 649 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -28 -25/ 20
-2 h -28 -6/ 9
-4 h -25 -3/ 10
-6 h -26 4/ 12
-8 h -29 -4/ 11
-10 h -29 -12/ 10
-12 h -29 -9/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
5/ 3 0.3 1x10^4
5/ 2 0.4 1x10^4
5/ 1 0.3 4x10^3
4/30 0.3 2x10^2
4/29 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/28 10:02 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風も低速で穏やかです。
2011/ 4/29 07:00 太陽風は低速で穏やかです。高速風が近づいているかもしれません。
2011/ 4/30 13:32 太陽風の速度が650km/秒に上昇しています。活発なオーロラ活動も発生しています。
2011/ 5/ 1 13:01 600km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2011/ 5/ 2 11:04 太陽風は、600km/秒台の高速状態を保っています。オーロラも活発に続いています。
最新のニュース

2011/ 5/ 3 11:30 更新
600km/秒台後半の高速太陽風が続き、活発にオーロラを起こしました。高速風は下がり始めた様です。

担当 篠原

高い速度の太陽風が続き、活発なオーロラ活動も続いています。

昨日の太陽風は、ずっと650〜700km/秒のかなり高い速度が続きました。
今朝になって一段下がりましたが、620km/秒に下がった程度で、
依然高い速度を保っています。

このため、オーロラ活動も活発に発生しています。
今日のAE指数の図は、500nTを超える変化が連続していて、
最高は1500nTにまで達しています。

磁場強度は、昨日のニュース以降4nTに下がり、
南向き磁場の振れ幅も次第に小さくなっているのですが、
速度がかなり高まっているため、磁気圏へ及ぶ影響は大きかったのでしょう。

イエローナイフの大塚様より、
現地2日1時半(世界時2日7時半)頃のオーロラの写真が届きました。
美しいオーロラのカーテンをご覧ください。

また、昭和基地でも晴れ間に素晴らしいオーロラの爆発が見えていたようです。
40分間の動画を掲載します。
イエローナイフの写真の半日後のオーロラです。


太陽風の磁場強度がいくらか弱まってきたことから、
高速風領域は後半に入ってきたのだと思います。
今後、速度は次第に低下していくでしょう。

まだ、速度は600km/秒台の高い状態にあるので、
完全に下がるには2〜3日くらいかかるかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、特に増加はせず、
今日もぎりぎりで10,000に達した程度でした。


太陽は、フレア活動を起こしていた黒点群が西に没して、
おとなしくなっています。

黒点群は、小さいながらもいくつも見えています。
南半球の西側に1200黒点群、
北半球の東寄りに、1203、1204、1205と並び、
番号はまだありませんが、中央付近にももうひとつ黒点群が見えています。



イエローナイフの大塚氏より、5月2日に発生したオーロラの写真が送られてきました。
(c) YOSHI OTSUKA


同じく5月2日(上の写真の半日後)に南極の昭和基地に現われたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。