宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/10 --- ---
4/ 9 --- ---
4/ 8 01:25 C1.6

黒点  4/10 (NOAA)
磁場 フレア
1184 1 α C1
1185 9 β ---
1186 5 β ---
1187 4 β ---
1188 2 β ---
1189 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 396 +0.1
-2 h 396 -0.2
-4 h 401 -0.9
-6 h 402 +1.1
-8 h 417 +0.4
-10 h 424 -1.4
-12 h 439 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -24 -11/ 5
-2 h -24 -5/ 6
-4 h -23 -1/ 4
-6 h -25 0/ 5
-8 h -28 2/ 6
-10 h -28 0/ 14
-12 h -30 -15/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/10 0.4 6x10^2
4/ 9 0.4 4x10^2
4/ 8 0.4 4x10^2
4/ 7 0.4 6x10^2
4/ 6 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/ 5 14:21 太陽風の速度は、400km/秒台後半に下がってきました。太陽は静穏です。
2011/ 4/ 6 11:46 太陽風の速度は再び600km/秒近くまで上昇しています。磁気圏活動も強まりそうです。
2011/ 4/ 7 11:17 太陽風磁場が大きく南を向き、激しいオーロラ活動が発生しました。
2011/ 4/ 8 10:07 太陽風の擾乱は終わり、オーロラ活動は静穏です。
2011/ 4/ 9 13:16 太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場のためにオーロラがやや活発化しています。
最新のニュース

2011/ 4/10 11:18 更新
太陽、太陽風ともに穏やかです。これからコロナホールの影響が始まるかもしれません。

担当 篠原

太陽は、小規模の活動は見られますが、
全体としては落ち着いています。
この1日は、10日0時(世界時9日15時)に、
西の端近くの1184黒点群でC1.3の小規模フレアが発生した程度です。


SOHOのLASCOカメラによると、昨日の朝に、太陽の北東部(左上)から、
弱いCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。
LASCO C2の動画を掲載します。
淡いガスが、太陽の左上側に広がる様子を見ることができます。

また、STEREO BehindのCOR2によるCMEの動画も掲載します。
この衛星から見ると、地球は写真の右側です。

地球から見ると、発生地点はやや斜め上です。
また、あまり激しい噴出でもないので、影響はやって来ても限定的でしょう。

ただし、太陽風の速度はあまり上がらなくても、
磁場の強まりが運ばれてくれば、
オーロラが激しく発生する可能性は高まります。
13日頃に注目してください。


太陽風は、少し速度を下げましたが、380km/秒と平均的な速さです。
磁場の南北成分の南寄りの傾向は終わり、
それとともに磁気圏の変動は小さくなっています。

今後、太陽の南半球に広がるコロナホールの影響がやって来る可能性があります。
SDO衛星AIA193によると、コロナホールはだいぶ西側(右側)に動いています。
コロナホールの広がりが高緯度側に偏っているため、
どの程度の影響が太陽風に見られるのか、予想しづらいところです。

今後、太陽風の磁場強度が強まるなどすると、
高速風も始まる可能性があります。



SOHO LASCO C2が撮影した、北東方向へ噴きだすCME。かなり淡いです。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


STEREO Behindから見たCME。地球のある右側に噴き出しています。
(c) STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。