宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/ 9 13:16 更新 太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場のためにオーロラがやや活発化しています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、420〜440km/秒と、 昨日のニュース以降、平均的な速さで安定してます。 磁場強度(白線)も、5nTと平均的な強さです。 ただ、ACEの図の後半より、 磁場の南北成分が南に偏る(赤線のグラフがマイナスに偏る)ようになり、 それとともに磁気圏のオーロラ活動が強まっています。 AE指数を見ると、500nTから、強いもので800nTに達する変化が観測されています。 その様子は、昭和基地の全天カメラでも見ることができますが、 今日は曇天のため、空一面がぼんやり光って見えるだけです(一枚を掲載します)。 SDO衛星のAIA193を見ると、 太陽の南半球の大きなコロナホールは、西側へ移動しています。 ここからの影響は、明後日くらいにやって来るかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルにあります。 太陽のフレア活動も、この1日はCクラスのフレアもなく、穏やかです。 黒点は、南半球の中央少し西よりに1188黒点群、 北半球の中央少し左(1185群の右)に1189黒点群が出現した様です。 どちらも小さな黒点群で、写真を見てもはっきり分かりませんが、 どんどん新しい群が発生します。 南極の昭和基地の全天カメラ画像。雲越しにオーロラの光が見えています。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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