宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
昨日、C1.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 9 --- ---
4/ 8 01:25 C1.6
4/ 7 13:16 C1.8
02:52 C2.0

黒点  4/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1184 2 α ---
1185 14 β ---
1186 8 β ---
1187 4 β ---
1188 3 β ---
1189 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 439 -2.4
-2 h 419 -3.4
-4 h 404 -5.4
-6 h 414 -4.2
-8 h 422 -4.2
-10 h 414 +2.5
-12 h 415 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -33 -18/ 11
-2 h -33 -12/ 17
-4 h -28 2/ 7
-6 h -25 0/ 11
-8 h -18 2/ 6
-10 h -20 4/ 7
-12 h -17 4/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
4/ 9 0.3 4x10^2
4/ 8 0.4 4x10^2
4/ 7 0.4 6x10^2
4/ 6 0.5 3x10^4
4/ 5 0.7 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/ 4 09:19 600km/秒近い高速の太陽風が続き、磁気圏活動も活発に続いています。
2011/ 4/ 5 14:21 太陽風の速度は、400km/秒台後半に下がってきました。太陽は静穏です。
2011/ 4/ 6 11:46 太陽風の速度は再び600km/秒近くまで上昇しています。磁気圏活動も強まりそうです。
2011/ 4/ 7 11:17 太陽風磁場が大きく南を向き、激しいオーロラ活動が発生しました。
2011/ 4/ 8 10:07 太陽風の擾乱は終わり、オーロラ活動は静穏です。
最新のニュース

2011/ 4/ 9 13:16 更新
太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場のためにオーロラがやや活発化しています。

担当 篠原

太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、420〜440km/秒と、
昨日のニュース以降、平均的な速さで安定してます。
磁場強度(白線)も、5nTと平均的な強さです。

ただ、ACEの図の後半より、
磁場の南北成分が南に偏る(赤線のグラフがマイナスに偏る)ようになり、
それとともに磁気圏のオーロラ活動が強まっています。

AE指数を見ると、500nTから、強いもので800nTに達する変化が観測されています。
その様子は、昭和基地の全天カメラでも見ることができますが、
今日は曇天のため、空一面がぼんやり光って見えるだけです(一枚を掲載します)。


SDO衛星のAIA193を見ると、
太陽の南半球の大きなコロナホールは、西側へ移動しています。
ここからの影響は、明後日くらいにやって来るかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルにあります。


太陽のフレア活動も、この1日はCクラスのフレアもなく、穏やかです。
黒点は、南半球の中央少し西よりに1188黒点群、
北半球の中央少し左(1185群の右)に1189黒点群が出現した様です。
どちらも小さな黒点群で、写真を見てもはっきり分かりませんが、
どんどん新しい群が発生します。



南極の昭和基地の全天カメラ画像。雲越しにオーロラの光が見えています。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。