宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/ 6 11:46 更新 太陽風の速度は再び600km/秒近くまで上昇しています。磁気圏活動も強まりそうです。 担当 篠原 今日の早朝より、太陽風の速度は再び上昇を始め、 現在は、550〜600km/秒の高い速度になっています。 磁場強度も8nT程度に強まっていて、速度は更に上昇するかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、 はっきりとしたコロナホールは見られなかったのですが、 4月2日に始まった高速風もそうでしたが、なかなか予想しにくい展開が続いています。 磁気圏のオーロラ活動は、 高速風が始まった頃に、太陽風の磁場が南向きに変わって、 その影響でAE指数500nTの中規模の活動が発生しています。 (ACEの赤線がマイナスになっている時間帯と比べて下さい) 磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変動していて、 この変化が続くと、 速度が高まっていることもあり、活発なオーロラ活動が発生するでしょう。 しばらく注目してください。 一方、放射線帯の高エネルギー電子は、今回の擾乱を受けて減少を始めています。 今日のグラフでも20,000〜30,000の警戒レベルに達していたのですが、 その後、大きく減り始めています。 明日は警戒レベルは割っているでしょう。 太陽の活動は、穏やかです。 東側から上がってきた領域で、小さな活動は見られていますが、 規模は小さなものです。 今後、成長に向かうかどうかでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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