宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:07)
今日、C1.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 8 01:25 C1.6
4/ 7 13:16 C1.8
02:52 C2.0
4/ 6 --- ---

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1183 1 α ---
1184 7 β ---
1185 6 β ---
1186 8 β ---
1187 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:53 452 +0.0
-2 h 462 -0.3
-4 h 477 +0.6
-6 h 482 +0.8
-8 h 495 +1.3
-10 h 502 +1.0
-12 h 517 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -20 -10/ 14
-2 h -20 0/ 3
-4 h -21 -2/ 4
-6 h -21 -1/ 4
-8 h -21 0/ 6
-10 h -22 -2/ 5
-12 h -25 2/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
4/ 8 0.4 2x10^2
4/ 7 0.4 6x10^2
4/ 6 0.5 3x10^4
4/ 5 0.7 3x10^4
4/ 4 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/ 3 12:54 太陽風が600km/秒の高速風になっています。オーロラ活動も活発です。
2011/ 4/ 4 09:19 600km/秒近い高速の太陽風が続き、磁気圏活動も活発に続いています。
2011/ 4/ 5 14:21 太陽風の速度は、400km/秒台後半に下がってきました。太陽は静穏です。
2011/ 4/ 6 11:46 太陽風の速度は再び600km/秒近くまで上昇しています。磁気圏活動も強まりそうです。
2011/ 4/ 7 11:17 太陽風磁場が大きく南を向き、激しいオーロラ活動が発生しました。
最新のニュース

2011/ 4/ 8 10:07 更新
太陽風の擾乱は終わり、オーロラ活動は静穏です。

担当 篠原

太陽では、C1〜2の小規模フレアが3回ほど発生しています。
あまり活動的ではありません。

黒点は、北半球の西の端(右端)から、1183、1184、1185、1186黒点群と、
東端(左端)にかけて4つ並んでいます。
この東側の領域で、ループ状の明るいコロナの変動がとても美しく見えています。
SDOのAIA171による、1日半にわたる動画をご覧ください。

黒点は、南東部(左下)にも新しく出現しています。
1187黒点群です。

また、SOHO LASCO C3カメラで、
CME(太陽ガスの放出現象)が2つ観測されています。
右へ飛びだしているCMEは、太陽の裏側の現象です。
左へ飛びだしているCMEも、ほぼ真横で発生しているので、
地球への影響はないでしょう。


太陽風は、昨日いっぱい500km/秒台を保ち、
その後低下して、現在は450km/秒と高速状態は終わりつつあります。
磁場強度も、3〜4nTと弱めになっています。

磁気圏のオーロラ活動も、激しかったのは昨日のニュースの頃までで、
以降は磁場が北寄りになったため、AE指数はほとんど変動していません。

太陽風は速度も下がったので、磁気圏はしばらく穏やかになるでしょう。


SDO AIA193によると、太陽のコロナには、
南半球側に南極から伸びるコロナホールが見えています。
先頭がちょうど太陽の中心線を越えたところで、
3日後にどのくらいの影響がやって来るか、
緯度が高めなので、影響の度合いが注目されます。


放射線帯の高エネルギー電子は、下がったままでほとんど上昇していません。
太陽風の乱れも終わり、今回はこのまま低いレベルに留まりそうです。



SDO衛星のAIA171カメラによる、太陽東側のコロナループの変動。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/ 7 10:06 UT

4/ 7 11:30 UT

4/ 7 12:54 UT

4/ 7 14:30 UT

4/ 7 16:06 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。