宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/ 8 10:07 更新 太陽風の擾乱は終わり、オーロラ活動は静穏です。 担当 篠原 太陽では、C1〜2の小規模フレアが3回ほど発生しています。 あまり活動的ではありません。 黒点は、北半球の西の端(右端)から、1183、1184、1185、1186黒点群と、 東端(左端)にかけて4つ並んでいます。 この東側の領域で、ループ状の明るいコロナの変動がとても美しく見えています。 SDOのAIA171による、1日半にわたる動画をご覧ください。 黒点は、南東部(左下)にも新しく出現しています。 1187黒点群です。 また、SOHO LASCO C3カメラで、 CME(太陽ガスの放出現象)が2つ観測されています。 右へ飛びだしているCMEは、太陽の裏側の現象です。 左へ飛びだしているCMEも、ほぼ真横で発生しているので、 地球への影響はないでしょう。 太陽風は、昨日いっぱい500km/秒台を保ち、 その後低下して、現在は450km/秒と高速状態は終わりつつあります。 磁場強度も、3〜4nTと弱めになっています。 磁気圏のオーロラ活動も、激しかったのは昨日のニュースの頃までで、 以降は磁場が北寄りになったため、AE指数はほとんど変動していません。 太陽風は速度も下がったので、磁気圏はしばらく穏やかになるでしょう。 SDO AIA193によると、太陽のコロナには、 南半球側に南極から伸びるコロナホールが見えています。 先頭がちょうど太陽の中心線を越えたところで、 3日後にどのくらいの影響がやって来るか、 緯度が高めなので、影響の度合いが注目されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、下がったままでほとんど上昇していません。 太陽風の乱れも終わり、今回はこのまま低いレベルに留まりそうです。 SDO衛星のAIA171カメラによる、太陽東側のコロナループの変動。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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