宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:17)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 7 02:52 C2.0
4/ 6 --- ---
4/ 5 --- ---

黒点  4/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1183 1 α ---
1184 9 β ---
1185 5 β ---
1186 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:14 489 -0.8
-2 h 486 -0.2
-4 h 488 -1.3
-6 h 503 -1.5
-8 h 544 -4.1
-10 h 524 -6.5
-12 h 501 -8.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -34 -19/ 9
-2 h -36 -9/ 6
-4 h -41 -14/ 13
-6 h -43 -25/ 12
-8 h -49 -7/ 34
-10 h -46 -14/ 34
-12 h -39 -9/ 25

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
4/ 7 0.3 6x10^2
4/ 6 0.5 3x10^4
4/ 5 0.7 3x10^4
4/ 4 0.4 3x10^4
4/ 3 0.5 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/ 2 08:08 太陽風の速度が上がり、強い南向き磁場の影響で、強いオーロラ活動が発生しています。
2011/ 4/ 3 12:54 太陽風が600km/秒の高速風になっています。オーロラ活動も活発です。
2011/ 4/ 4 09:19 600km/秒近い高速の太陽風が続き、磁気圏活動も活発に続いています。
2011/ 4/ 5 14:21 太陽風の速度は、400km/秒台後半に下がってきました。太陽は静穏です。
2011/ 4/ 6 11:46 太陽風の速度は再び600km/秒近くまで上昇しています。磁気圏活動も強まりそうです。
最新のニュース

2011/ 4/ 7 11:17 更新
太陽風磁場が大きく南を向き、激しいオーロラ活動が発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、500km/秒台前半を推移しています。
しかし、昨夕、6日18時(世界時6日9時)に、太陽風の磁場強度の強まりが到来し、
磁場強度は15nTを超える程になりました(ACEの図の白線)。
4日のニュースでお知らせしたCME(太陽ガスの放出現象)の影響が
やって来たのではないかと思われます。

これ以降、太陽風磁場の南北成分(赤線)は、
-10nT近い強い南向きになり、
速度が高まっていたことと重なって、磁気圏活動がかなり活発になりました。
AE指数は、1000nTを超える変動が4〜5時間続き、
最大値は1500nT近くにまで達しています。
極域では、かなり激しいオーロラが発生したのではないでしょうか。


日本時間で今日に入った頃から、太陽風の磁場強度は5nT近くに下がり、
南北成分も0nT付近で変化するようになりました。
AE指数の変動も、500nT前後から、それを割るくらいに落ち着いています。

高速風は続いていますが、磁場強度が下がってきたので、
今後のオーロラ活動は小中規模に留まるでしょう。


今回の擾乱を受けて、放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日に続いて大きく減少しています。
しかし、今後、増加に転じる可能性があるので、
これから明日にかけて注目してください。


太陽では、C1.9、C1.4などの小規模フレアが発生しています。
東端のまだ上がってきていない領域で発生しています。
こちらも、今後の活動に注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。