宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 4/ 4 09:19 更新 600km/秒近い高速の太陽風が続き、磁気圏活動も活発に続いています。 担当 篠原 太陽の南西(右下)の広い範囲で、爆発現象が発生しています。 X線の強度としては、C1にやっと達したレベルですが、 半日にわたって、ゆっくりと山の形に変化しています。 その様子を、SDO衛星のAIA193で見て下さい。 右の端で始まった変動が、左側へ広がり、 やがて領域全体でループ状のポスト・フレアループが光り始めます。 この現象によって、太陽の南側へ向かって、 大きなCME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。 STEREO AheadのCOR2カメラによる動画を掲載します。 この写真では、地球は左側にあります。 ほとんどのガスは、写真の左下に向かっていることと、 地球から見ると、西の端に近い場所で発生しているので、 地球へ大きな影響は及ばないでしょう。 太陽では、その他に目立ったフレアの活動は発生していません。 太陽風は、依然、550〜600km/秒と高い速度を保っています。 磁場強度は4nTに下がっています。 地球は、高速風領域の後半に入っていると思われます。 太陽風の速度は、次第に下がって行くでしょう。 太陽風磁場の南北成分は、-3nTくらいの南向きがずっと続いています。 この影響で、磁気圏の活動も活発で、 AE指数は500〜700nTの中規模の変動が一日中続いています。 磁場の南向き傾向は、現在も続いています。 引き続き、活発なオーロラも期待できます。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく増加して、 一気に、警戒レベルの10,000に達しました。 太陽風の高い速度と南向きの磁場が効いているのでしょう。 更に増加する可能性もあり、衛星の運用などでは注意が必要な状況です。 SDO衛星のAIA193カメラによる、太陽の西側の広い領域で発生したフレア。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース STEREO Aheadによる、CMEの噴出の様子。地球は左側にあります。 (c) STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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