宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/30 09:59 更新 太陽風の磁場強度が強まっています。しばらく太陽風の変化に注目してください。 担当 篠原 このごろ、太陽の話題ばかりだったので、 久しぶりに昭和基地のオーロラを見てみましょう。 1枚目の動画は、つい先ほど、30日8時(世界時29日23時)頃の南極のオーロラです。 あまりにぎやかな動画ではありませんが、 天の川を背景にして、オーロラの動きがよく見えます。 ACEの太陽風データを見ると、このあたりの時間帯に磁場が南向き-5nTほどになっています。 この影響である程度活発なオーロラが発生したのでしょう。 そのACEのデータですが、30日0時(世界時29日15時)に、 磁場強度10nT、プラズマ密度10個/cm^3へそれぞれ高まる変化が発生しています。 速度は380km/秒にわずかに上がった程度です。 太陽風のプラズマ密度はその後も増加を続け、 30日8時(世界時29日23時)に40個/cm^3程度に達しました。 しかし、そこから急に減少し、2時間ほどで2個/cm^3に下がっています。 一方、磁場強度は15nTまで強まっています。 南北成分も、北向きに+10nTと強まっています。 南向きだったら、小規模の磁気嵐などが発生したかもしれません。 今回の太陽風の変動は速度が遅いので、 昨日や一昨日のニュースで書いていた27日のCMEや、コロナホールの影響ではなく、 もう1〜2日前の太陽活動が原因でしょう。 すると、この後しばらく太陽風の乱れが続く可能性があります。 太陽風磁場が強まっているものの、北向きになっているので、 磁気圏のオーロラ活動はこの状況では静かでしょう。 磁場の方向が反転すると、一気に活動が強まりますので注意してください。 太陽のフレア活動は、北東の端近くの1183黒点群に移ってきた様です。 と言っても、C1の小さな小規模フレアを2回起こした程度で、 全体の活動度としては静穏です。 一方、STEREO Behindを見ると、東の向こう側にも活発な領域がある様です。 その様子にも注意が必要でしょう。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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