宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:15)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内が非常に荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/29 --- ---
3/28 20:27 C1.4
3/27 09:07 C3.2

黒点  3/29 (NOAA)
磁場 フレア
1176 22 βγ C3
1177 4 β ---
1178 4 β ---
1180 1 α ---
1181 1 α C1
1183 11 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 346 +2.4
-2 h 340 +2.5
-4 h 333 +0.6
-6 h 335 -0.4
-8 h 349 -1.0
-10 h 355 -0.1
-12 h 357 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:29 - -94/ 13
-2 h 77 -94/ 6
-4 h 84 -101/ 8
-6 h 94 -110/ 11
-8 h 105 -123/ 17
-10 h 120 -141/ 24
-12 h 136 -166/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
3/29 0.3 1x10^2
3/28 0.3 2x10^2
3/27 0.3 1x10^2
3/26 0.3 2x10^2
3/25 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/24 08:00 太陽風は500km/秒の高速風になりました。M1.4の中規模フレアが発生しています。
2011/ 3/25 09:17 1176黒点群が中規模のフレアを起こしています。今後も活動は続きそうです。
2011/ 3/26 08:09 太陽に黒点群が6個見えています。フレア活動は落ち着いています。
2011/ 3/27 08:18 M1.0の中規模フレアが発生しています。太陽風は低速で穏やかです。
2011/ 3/28 11:27 太陽に黒点が目立っています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2011/ 3/29 11:15 更新
太陽風は低速で、磁気圏も静かです。太陽のフレア活動も特にありません。

担当 篠原

このニュースページや情報BOXの「沖縄擾乱」の欄が真っ赤になっています。
これは、沖縄のデータエラーではなく、その横の「環電流」の予測値のエラーによるものです。
私には修正できないトラブルなので、このまま様子を見ていて下さい。
やがて復旧すると思います。


ACE衛星によると、太陽風の速度は、360km/秒から340km/秒へ少し下がりました。
磁場強度も、4nTから3nT付近と弱めの状態で、
低速の穏やかな太陽風が続いています。

磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変化が見られる程度です。

今日はこのまま穏やかな風が続き、
明日30日か、明後日の31日頃に、昨日お知らせしたように、
CMEの影響や小さなコロナホールの影響が地球にやって来る可能性があります。

弱い乱れだと思われるので、到来も遅めになるでしょう。
31日くらいになると考えてよいかもしれません。


太陽のフレア活動も比較的穏やかです。
昨夜、28日20時半(世界時28日11時半)にC1.4の小規模フレアが
1176黒点群で発生した程度です。

黒点はあちこちにあり、
SDO AIA193の動画では小さな活動もあちこちで発生しています。
Cクラスのフレアや、Mクラスに達するようなフレアが発生する可能性はあります。

SOHOのLASCOカメラによると、太陽の北東側からCMEが発生しています。
STEREOによると、太陽の向こう側で発生した現象です。
地球への影響はありません。
ちなみに、LASCO C3の左端に見える明るい星は、木星です。



SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/28 18:30 UT

3/28 19:30 UT

3/28 20:30 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。