宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:18)
昨日、M1.0の中規模フレアが、一昨日もC9.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/27 --- ---
3/26 08:07 M1.0
3/25 05:47 C1.4
01:54 C9.2
00:31 C1.7

黒点  3/26 (NOAA)
磁場 フレア
1176 28 βγ M1
1177 6 β ---
1178 4 β ---
1179 4 β ---
1180 1 α ---
1181 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:07 362 +4.0
-2 h 375 +3.7
-4 h 369 +2.9
-6 h 376 +1.7
-8 h 418 +1.9
-10 h 382 +2.1
-12 h 381 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 - -/ -
-2 h 805 -/ -
-4 h 805 -/ -
-6 h 805 -/ -
-8 h 806 -/ -
-10 h 806 -/ -
-12 h 806 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
3/27 0.3 1x10^2
3/26 0.3 2x10^2
3/25 0.5 2x10^2
3/24 0.6 2x10^2
3/23 1.8 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/22 09:40 太陽の東端から黒点群が上がってきました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
2011/ 3/23 09:42 太陽の東端の南北に活動的な領域が見えています。太陽風は400km/秒台に上がっています。
2011/ 3/24 08:00 太陽風は500km/秒の高速風になりました。M1.4の中規模フレアが発生しています。
2011/ 3/25 09:17 1176黒点群が中規模のフレアを起こしています。今後も活動は続きそうです。
2011/ 3/26 08:09 太陽に黒点群が6個見えています。フレア活動は落ち着いています。
最新のニュース

2011/ 3/27 08:18 更新
M1.0の中規模フレアが発生しています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

1176黒点群は、26日7時(世界時25日23 時)に
M1.0の中規模フレアを起こしました。
黒点はまだ大きく広がっていて、
引き続き活動に注目が必要です。

GOESのX線グラフによると、
26日16時(世界時26日7時)頃にも、
Cクラスに達する変化が観測されています。
しかし、その直前のデータがなく、
フレアの正確なピークは分かりません。
これは、GOES衛星が地球の影に入って、
太陽が見えなくなっていたためです。

太陽の東端から、新しい黒点群が上がっています。
活動に注目です。

また、SOHO LASCOカメラによると、
CMEが発生しています。
太陽の向こう側の現象のようです。


太陽風は、速度は360km/秒に下がっています。
磁場強度は、5nT前後で安定し、
南北成分はほとんどの時間で北向きでした。
このため磁気圏も静穏で、
AE指数は全く変化していません。

この後も、穏やかな太陽風が続きそうです。



SOHO衛星 LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/26 06:12 UT

3/26 06:36 UT

3/26 07:00 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。