宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/26 08:09 更新 太陽に黒点群が6個見えています。フレア活動は落ち着いています。 担当 篠原 太陽のフレア活動は、 昨日の朝、25日10時(世界時25日1時)のC1.0小規模フレアと、 昨夜、26日2時(世界時25日17時)頃にC1付近のフレアが発生した程度で、 一旦、落ち着いています。 1176黒点群は規模を保っているので、 再び活動を活発化する可能性もあり、注意して下さい。 黒点群の数が多くなっています。 (可視光写真にマウスの矢印を重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります) 1176群の左に1178群、更にその左下の端近くに小さく1181群が見えています。 1176群の北半球側には1177群がありますが、 その左側の端近くに顔を出しているのは1180群です。 そして、西半球側に1179群が、かすかに痕跡程度に見えています。 STEREO Behindで太陽の東側を見ると、 この後も北半球側から次々と活動領域が顔を出して来ます。 注目してください。 太陽風は、じわじわと速度が下がって、420km/秒とほぼ平均的な状態に戻りました。 磁場強度も5nT付近にまで下がっています。 今後は次第に低速風に変わっていくのではないかと思います。 SDO AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球の高緯度寄りに小さなコロナホールが見える程度で、 しばらく太陽風は穏やかに推移しそうです。 磁気圏活動も概ね静穏です。 太陽風が落ち着いてきたこともありますが、 太陽風磁場の南北成分がほとんど北向きになっている影響が大きいでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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