宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:00)
昨日、M1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/24 --- ---
3/23 11:03 M1.5
00:43 C2.6
3/22 12:20 C3.9
00:38 C4.2

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
1175 8 β ---
1176 3 β M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:55 472 +4.8
-2 h 495 +1.8
-4 h 501 +0.7
-6 h 498 -0.4
-8 h 512 -2.8
-10 h 496 -0.3
-12 h 497 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -12 7/ 8
-2 h -15 8/ 9
-4 h -17 1/ 7
-6 h -18 9/ 18
-8 h -16 1/ 5
-10 h -13 4/ 14
-12 h -13 -8/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
3/24 0.6 2x10^2
3/23 1.8 1x10^2
3/22 14.5 3x10^2
3/21 8.0 2x10^2
3/20 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/19 08:54 太陽に新しい黒点群が発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
2011/ 3/20 12:15 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も落ち着いています。
2011/ 3/21 13:00 太陽風は低速で穏やかです。明日くらいに高速風がやって来るかもしれません。
2011/ 3/22 09:40 太陽の東端から黒点群が上がってきました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
2011/ 3/23 09:42 太陽の東端の南北に活動的な領域が見えています。太陽風は400km/秒台に上がっています。
最新のニュース

2011/ 3/24 08:00 更新
太陽風は500km/秒の高速風になりました。M1.4の中規模フレアが発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は460km/秒ほどに高まりました。
更に、夜になる頃には500km/秒に上昇し、高速風に変わりました。
予想よりも遅れましたが、コロナホールの影響がやってきた様です。
現在の速度は470km/秒ほどに下がり気味です。

一方、磁場強度は、5〜10nTと強まった状態で推移しています。
まだ弱まってはいないので、高速風領域を抜け出すのか、もうしばらく続くのか、
注目したいところです。

磁場の南北成分は、プラスとマイナスに変化しながら推移しています。
高速状態で、磁場がある程度南向きになっているため、
小規模ですがオーロラ活動が続いています。
AE指数は、500nT付近の変化が数時間おきに発生しています。


SDO AIA193によると、コロナホールは既に西の端に去りつつあります。
太陽風速度の高まりはあまり長くは続かないでしょう。
明日には平均的な速度に戻っているのではないでしょうか。
その後は、穏やかな太陽風が続きそうです。


太陽は、南東(左下)の1176黒点群の全体が見えるようになりました。
北東(左上)には、新しく1177黒点群が顔を出しています。

昨日は、23日11時(世界時23日2時)に、
1176黒点群でM1.4の中規模フレアが発生しています。

SDO AIA193の動画を見ると、1176群や、北東の端の向こう側にある活動領域で、
小さな変動が常に発生しています。
この後も、中小規模のフレアの発生がありそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。