宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/24 08:00 更新 太陽風は500km/秒の高速風になりました。M1.4の中規模フレアが発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は460km/秒ほどに高まりました。 更に、夜になる頃には500km/秒に上昇し、高速風に変わりました。 予想よりも遅れましたが、コロナホールの影響がやってきた様です。 現在の速度は470km/秒ほどに下がり気味です。 一方、磁場強度は、5〜10nTと強まった状態で推移しています。 まだ弱まってはいないので、高速風領域を抜け出すのか、もうしばらく続くのか、 注目したいところです。 磁場の南北成分は、プラスとマイナスに変化しながら推移しています。 高速状態で、磁場がある程度南向きになっているため、 小規模ですがオーロラ活動が続いています。 AE指数は、500nT付近の変化が数時間おきに発生しています。 SDO AIA193によると、コロナホールは既に西の端に去りつつあります。 太陽風速度の高まりはあまり長くは続かないでしょう。 明日には平均的な速度に戻っているのではないでしょうか。 その後は、穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、南東(左下)の1176黒点群の全体が見えるようになりました。 北東(左上)には、新しく1177黒点群が顔を出しています。 昨日は、23日11時(世界時23日2時)に、 1176黒点群でM1.4の中規模フレアが発生しています。 SDO AIA193の動画を見ると、1176群や、北東の端の向こう側にある活動領域で、 小さな変動が常に発生しています。 この後も、中小規模のフレアの発生がありそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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