宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/23 09:42 更新 太陽の東端の南北に活動的な領域が見えています。太陽風は400km/秒台に上がっています。 担当 篠原 太陽の南東(左下)から、1176黒点群の大きな姿が見えてきました。 昨日から今日にかけて、C3.9、C1.6などの小規模フレアを起こしています。 また、黒点は見えませんが、 東端の北半球側からも活動的な領域が現われています. SDOのAIA193を見ると、東端は南北ともに明るく輝いて見えます。 小規模から中規模のフレア活動が今後も見られそうです。 昨日上昇をお知らせした太陽放射線は、 既に低下に向かっています。 太陽風は、昨日のニュース以降も330km/秒ほどの低速状態が続きました。 そして、昨日の午後に再びセクター境界がやって来て、 太陽風磁場の大まかな方向は、Toward(地球から太陽向き)から、 Away(太陽から地球向き)に切り替わりました。 これとともに太陽風の状況が少し変化したようで、 磁場強度は10nTに強まり、 速度もゆっくり上がって430km/秒と平均レベルに達しています。 磁場強度は、先ほど5nT近くに下がっています。 コロナホールの影響もあるのかもしれません。 しかし、これ以上大きな変化になることはなさそうです。 やがて、低速風に戻るのではないかと思われます。 太陽風磁場は強まりましたが、南北成分は北を向き続け、 磁気圏は静穏です。 AE指数は小さな変化がいくつか見られるだけです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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