宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:42)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 00:43 C2.6
3/22 12:20 C3.9
00:38 C4.2
3/21 20:44 C2.6

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
1175 8 β ---
1176 3 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 415 -2.0
-2 h 389 +2.1
-4 h 370 +5.2
-6 h 372 +7.1
-8 h 370 +7.0
-10 h 356 +6.0
-12 h 330 +2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
22:59 -19 21/ 2
-2 h -16 22/ 10
-4 h -16 29/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 7x10^1
3/23 1.8 1x10^2
3/22 14.5 3x10^2
3/21 8.0 2x10^2
3/20 0.4 3x10^2
3/19 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/18 10:56 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は静かになっています。
2011/ 3/19 08:54 太陽に新しい黒点群が発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
2011/ 3/20 12:15 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も落ち着いています。
2011/ 3/21 13:00 太陽風は低速で穏やかです。明日くらいに高速風がやって来るかもしれません。
2011/ 3/22 09:40 太陽の東端から黒点群が上がってきました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
最新のニュース

2011/ 3/23 09:42 更新
太陽の東端の南北に活動的な領域が見えています。太陽風は400km/秒台に上がっています。

担当 篠原

太陽の南東(左下)から、1176黒点群の大きな姿が見えてきました。
昨日から今日にかけて、C3.9、C1.6などの小規模フレアを起こしています。

また、黒点は見えませんが、
東端の北半球側からも活動的な領域が現われています.
SDOのAIA193を見ると、東端は南北ともに明るく輝いて見えます。

小規模から中規模のフレア活動が今後も見られそうです。

昨日上昇をお知らせした太陽放射線は、
既に低下に向かっています。


太陽風は、昨日のニュース以降も330km/秒ほどの低速状態が続きました。

そして、昨日の午後に再びセクター境界がやって来て、
太陽風磁場の大まかな方向は、Toward(地球から太陽向き)から、
Away(太陽から地球向き)に切り替わりました。

これとともに太陽風の状況が少し変化したようで、
磁場強度は10nTに強まり、
速度もゆっくり上がって430km/秒と平均レベルに達しています。

磁場強度は、先ほど5nT近くに下がっています。

コロナホールの影響もあるのかもしれません。
しかし、これ以上大きな変化になることはなさそうです。
やがて、低速風に戻るのではないかと思われます。


太陽風磁場は強まりましたが、南北成分は北を向き続け、
磁気圏は静穏です。
AE指数は小さな変化がいくつか見られるだけです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。