宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/22 09:40 更新 太陽の東端から黒点群が上がってきました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。 担当 篠原 今日は太陽がにぎやかです。 まず、4日ほど前に西端に沈んで行った1169黒点群が、 太陽の向こう側で大きなフレアを起こしました。 これにより太陽の西側から大きなCME(太陽ガスの放出現象)が飛び出しています。 SOHO LASCO C2、C3の動画を掲載します。 だいたい同じ時刻から、太陽放射線(速度が非常に高いプロトン粒子)が増加しています。 太陽の向こう側のこのフレアの影響ではないかと思われます。 そして、22日2時(世界時21日17時)に、C4.2の小規模フレアが発生しました。 こちらは、東端にぎりぎりで顔を出した1176黒点群が起こしています。 SDOのAIA193の動画では、フレアの後のループプロミネンスがきれいに見えています。 この1176黒点群は、2週間ほど前まで1165黒点群として見えていた黒点群です。 向こう側を半周して戻ってきました。 現在の活動度はどの程度か、注目してください。 太陽風は、今日の未明から磁場強度が8nTほどにやや強まっています。 コロナホールの影響が近づいているのかもしれません。 速度にはまだ変化はなく、340km/秒と低速のままです。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りに推移しています。 今朝からは、-5nTとある程度の強さで南向きになっていますが、 速度が遅いためか、AE指数はあまり目立った変化はしていません。 こちらも今後の推移に注目してください。 太陽の向こう側からCMEが飛び出しました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース 太陽の東端の新しい黒点群でC4.2のフレアが発生しました。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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