宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/21 13:00 更新 太陽風は低速で穏やかです。明日くらいに高速風がやって来るかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、速度340〜360km/秒と低速状態が続いています。 磁場強度は、昨夜、5nTからやや強まりましたが、 今朝からは、逆に5nTを割る程度に下がっています。 南北成分は、-4nTほどの南向きが長い時間続いています。 この影響で、AE指数は300nT程度の小規模の変動が連続的に発生しています。 太陽風は、明日まではこのまま穏やかな状態が続くでしょう。 その後、コロナホールの影響がやって来れば、 1〜2日程度速度の上昇などの乱れが発生しそうです。 コロナホールは小規模なので、特に目立った変化は来ないかもしれません。 変動がやって来た場合も短時間で終わって、 以降、再び低速の穏やかな太陽風に戻るでしょう。 太陽は、X線のグラフではBクラスの小さな変化が見られますが、 全体としては静穏です。 1175黒点群も、昨日とあまり変化はありません。 今後の注目は、東側から上がってくる活動領域でしょう。 SDO AIA193では、東端の南半球側から放射状にコロナが広がって見えます。 もうすぐこちら側に顔を出しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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