宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 3/19 08:54 更新 太陽に新しい黒点群が発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。 担当 篠原 一昨日のニュースで紹介した1169黒点群の様子を、 今日は、SDO衛星AIA304の動画で紹介します。 X線強度がC3レベルに高まるとともにループプロミネンスの美しい輝きが発生し、 その変化が長い時間続いたまま1169黒点群は西の端に没して行きました。 その様子を見ることができます。 今日の太陽では、北半球の中央部に新しい黒点が発生しています。 1175黒点群と番号が付けられています。 今のところは特にフレア活動はなく、X線のグラフは静穏です。 しかし、1175群が更に発達するかどうか、しばらく注目する必要があるでしょう。 また、その左上にもう一つ、黒点群が発生するかもしれません。 太陽風は、磁場強度が4nTへ下がり、磁場の強まりも落ち着きました。 速度は380km/秒とやや低速のままで安定しています。 太陽風は、もうしばらくこのまま落ち着いた状態が続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、引き続き北寄りの傾向が続いています。 このため磁気圏はとても静かで、AE指数は全く変化していません。 今後の予想ですが、SDO AIA193の太陽コロナを見ると、 太陽の中心を北から南に縦に細長いコロナホールが通っています。 今日の写真でほぼ中央に来ているので、3日後の22日頃に影響が見られそうです。 ただし、コロナホールはあまり濃くはなく、幅も細いので、 太陽風の乱れは小規模でしょう。 この変化を過ぎると、静かな太陽風に戻り、一週間程度は続きそうです。 C3フレア以降西へ没して行った1169黒点群の様子。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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