宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/17 11:04 更新 C3の小規模フレアが発生し、CMEが横方向に飛び出しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の西に沈みかけた1169黒点群で、 17日5時(世界時16日20時)頃に、C3の小規模フレアが発生しました。 X線のグラフでは、ゆっくりとした変化が観測されています。 この前後の太陽コロナの様子を、SDO衛星AIA193で紹介します。 フレアと思われる爆発の後に、プロミネンスのループが何本も美しく輝いています。 また、SOHO衛星のLASCOカメラでは、CME(太陽ガスの放出現象)も観測されています。 地球から見ると横方向に飛び出しているので、影響はありません。 1169黒点群が沈むと、太陽面には南東(左下)の1173黒点群と、 北半球の中程に微かに見える1172黒点群だけになります。 少しずつ拡大している1173黒点群には注目ですが、 今のところ太陽は穏やかになりそうです。 太陽風は、360〜380km/秒と遅めの速度で落ち着いています。 磁場強度は6〜7nTとやや強めですが、安定しています。 磁場の南北成分は、ずっと北を向いています。 このため磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。 SDO AIA193を見ると、北半球の東寄り(左寄り)に、 コロナホールと思われる暗い部分が南北方向に縦に伸びています。 もう少しするとはっきり見えてくると思いますが、 この領域の影響が及ぶまで、太陽風は穏やかに推移しそうです。 1169黒点群で発生したC3フレアの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース C3フレアに続いて観測されたCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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