宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/15 10:53 更新 M4.2の中規模フレアが発生しています。太陽風の速度が再び上昇しています。 担当 篠原 今日の太陽可視光写真では、 1166黒点群は西の端にほとんど没しています。 その左の大きな黒点は1169黒点群です。 今日の早朝、15日5時(世界時14日20時)に、 この1169黒点群でM4.2の中規模フレアが発生しました。 1169黒点群としては、これまでで最大の活動です。 その後、15日9時半(世界時15日0時半)にもM1.0の中規模フレアが発生しています。 発生箇所はまだはっきりしませんが、1166群との情報もあります。 太陽には、この後に続く目立った黒点は見られません。 STEREO BehindのEUVI195の写真を見ても、 太陽の東半分には活動領域は特に無いようです。 1166群が見えなくなり、1169群もこれに続くと、 その後の太陽はしばらく静かになりそうです。 太陽風は、昨日の昼過ぎから速度が上昇を始め、 14日20時(世界時14日11時)には、600km/秒を超えました。 その後、650km/秒近くまで上昇し、以降、570km/秒で安定した状態を続けています。 8nTくらいに強まっていた磁場強度は、速度の上昇とともに5nTへ下がり、 現在まで一直線にその値を保っています。 コロナホールの影響が及んでいるためと思われます。 強い風は、明日くらいまででしょう。 太陽風磁場の南北成分は、5nTに強まっているものの、 ずっと北向きになっています。 このため、磁気圏への影響は小さく、AE指数はほとんど変化していないようです。 AE指数のグラフはずっと太線になっていますが、 これはどこかの観測点のデータにエラーが生じているためでしょう。 こちらは、磁場の方向が南向きに切り替わると、 活動的に切り替わるので、太陽風が強まっている間は注意が必要です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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