宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:47)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、X1.6の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 13:33 M1.4
3/11 20:44 C3.7
20:07 C2.1
16:22 C4.4
15:43 C3.1
13:13 C5.5
11:24 C2.8
07:32 M1.1
04:00 C4.1
3/10 22:41 C4.8
21:56 C4.3
18:04 C2.4
16:03 C6.3
12:49 C3.0
07:46 X1.6
07:02 C9.5
06:03 C5.1
00:41 C2.7

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
1166 47 βγδ X2
1169 26 βγ C5
1172 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:37 557 +0.3
-2 h 528 +1.8
-4 h 471 +2.0
-6 h 479 +1.6
-8 h 465 -2.4
-10 h 442 -1.7
-12 h 433 -8.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:59 -46 -10/ 12
-2 h -50 6/ 19
-4 h -56 20/ 10
-6 h -64 22/ 17
-8 h -65 12/ 28
-10 h -71 26/ 17
-12 h -71 25/ 24

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^1
3/12 2.5 4x10^2
3/11 10.1 2x10^2
3/10 19.6 2x10^3
3/ 9 38.2 2x10^3
3/ 8 50.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/ 7 08:26 太陽では、あちこちの黒点で小規模フレアが活発に発生しています。高速風は終わりました。
2011/ 3/ 8 08:12 太陽の活動度は一段と高まり、Mクラスフレアが7回発生しています。
2011/ 3/ 9 08:56 Mクラスフレアの発生が続いています。活発な黒点群が西に没したので、少し落ち着きそうです。
2011/ 3/10 10:51 X1.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2011/ 3/11 09:45 フレアの発生が続いています。太陽風の磁場が大きく南を向き、磁気圏活動が強まっています。
最新のニュース

2011/ 3/12 16:47 更新
太陽のフレア活動は弱まりつつあります。太陽風の磁場が強まり、激しい磁気圏活動が発生しています。

担当 篠原

太陽のフレア活動は、落ち着きつつあるようです。
昨日のニュースの後、C5.5やC4.3などの小規模フレアが発生し、
その後、半日ほど目立ったフレアは起きませんでした。

しかし、12日13時半(世界時12日4時半)に、
1166黒点群で、M1.3の中規模フレアが発生しました。
X線のグラフを見ても、活動度は下がりつつあるようですが、
まだ、1166黒点群が大きな姿を見せている間は、
注意が必要でしょう。


太陽風は、昨夜、12日0時頃(世界時11日15時)に、
乱れの第二弾がやって来ました。
速度はあまり変わりませんでしたが、
磁場強度が15nTを超えるほどの強さになったのです。
さらに、南北成分は南向きになり、
-10nTの強い南向きが長い時間続きました。

この影響で、AE指数は最大2000nTに達する、
たいへん激しい変動を記録しています。
私はリアルタイムのデータを見ることができなかったのですが、
かなり華々しいオーロラ活動が見られたのではないでしょうか。


現在の太陽風の速度は、550km/秒に高まっています。
磁場強度は弱まりかけていますが、まだ8nTほどあります。
南北成分は0nT付近に変わっていますが、
また南よりに傾向が変われば、活発なオーロラを起こすでしょう。
こちらも注目が必要です。



今日は、種子島にぃます。
こちらも津波警報が出され、
大会のスケジュールは大きく変更されています。
今日は、更新がすっかり遅くなりました。
内容も簡単な報告で申し訳ありません。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。