宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:51)
今日、X1.6の大規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/10 07:46 X1.6
07:02 C9.5
06:03 C5.1
00:41 C2.7
3/ 9 22:52 M1.7
22:15 C7.6
20:00 M1.8
19:34 C7.4
17:23 C9.5
16:26 C6.6
13:58 C7.7
12:16 C5.1
11:18 C6.5
10:52 C5.6
10:22 C3.7
08:33 C8.9
08:09 C7.8
04:52 M1.5
03:07 M4.5
3/ 8 19:33 M5.4
18:30 C4.7
14:03 C5.5
12:33 M1.5
11:24 M1.4
09:15 C4.7
06:45 M1.6
04:42 M3.7
03:09 C7.6
00:54 C5.1

黒点  3/10 (NOAA)
磁場 フレア
1164 9 βγ M4
1166 55 βγδ X2
1169 22 βγ C5
1170 6 β C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 298 -4.4
-2 h 300 -2.7
-4 h 297 -3.5
-6 h 290 -0.9
-8 h 296 -3.1
-10 h 311 -1.0
-12 h 310 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -24 18/ 17
-2 h -23 20/ 10
-4 h -22 12/ 8
-6 h -22 4/ 4
-8 h -22 8/ 5
-10 h -22 9/ 8
-12 h -23 14/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 10 8x10^2
3/10 20 2x10^3
3/ 9 38 2x10^3
3/ 8 50 1x10^4
3/ 7 0 2x10^4
3/ 6 0 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/ 5 11:52 速度は下がり始めましたが、高速風は続いています。オーロラも活発です。
2011/ 3/ 6 12:25 太陽黒点の変化が活発に続いています。高速の太陽風は終わりに近づいています。
2011/ 3/ 7 08:26 太陽では、あちこちの黒点で小規模フレアが活発に発生しています。高速風は終わりました。
2011/ 3/ 8 08:12 太陽の活動度は一段と高まり、Mクラスフレアが7回発生しています。
2011/ 3/ 9 08:56 Mクラスフレアの発生が続いています。活発な黒点群が西に没したので、少し落ち着きそうです。
最新のニュース

2011/ 3/10 10:51 更新
X1.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

活発だった1165黒点群が沈むとともに、
今度は太陽中央の1166黒点群が活動を強め、
今朝、X1.5の大規模フレアを起こしました。

1166群は、昨日の夕方からフレアを活発に起こし始めました。
C9.4に始まって、M1.7、M1.7、C9.4と続き、
10日8時(世界時9日23時)に、X1.5の大規模フレアを起こしたのです。

1166群の活動に霞んでしまいますが、
この他に、1169黒点群、1170黒点群、1171黒点群も
Cクラスの小規模フレアを起こしています。

太陽面には、1166黒点群と1169黒点群の、
大きな姿が見えています。
引き続きフレアの発生に注意して下さい。


太陽風は、速度320km/秒と低速のままです。
磁場強度も6nTと特に変化はなく、
CMEの乱れはまだ来ていません。

磁気圏のオーロラ活動も現在は静かです。
AE指数には、小規模の変化が見られますが、
これは太陽風磁場が南寄りになっている影響です。

この後、CMEによる高速の太陽風がやって来ると思われます。
速度の上昇とともに、磁場が強まって、
大きく南を向くなどすると、
地球磁気圏への影響はとても大きくなります。
オーロラの活動が激しくなったり、
磁気嵐が発生する可能性があります。


現在、出張で移動中のため、
動画などの掲載ができません。
Xフレアの詳細は、また明日に。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。