宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/ 7 08:26 更新 太陽では、あちこちの黒点で小規模フレアが活発に発生しています。高速風は終わりました。 担当 篠原 太陽のあちこちで、小規模のフレア活動が発生しています。 発生場所は、可視光写真の北西(右上)に見える大きな1164黒点群、 昨日注目した南西(右下)の1165黒点群、 そして、北東(左上)の大きな1166黒点群と、 その更に東(左)の小さな1169黒点群です。 このニュースページ左端のフレアリストには、 昨日から今日にかけて10個以上のCクラスフレアが並んでいます。 NOAAの報告によると、この24時間のCクラスフレアは20個に達しています。 最大は、6日23時半(世界時6日14時半)のC8.6です。 1164黒点群で発生しています。 更に、これに並ぶ規模として、 6日19時半(世界時6日10時半)にC7.5が1165群で、 6日22時半(世界時6日13時半)にC6.0が1169群で、 7日1時半(世界時6日16時半)にC6.9が再び1164群で、 と、あちこちでにぎやかに活動が発生しています。 静かな太陽が長く続きましたが、活発になるとこんなに変わるものなのかと、 最近の活動ぶりはとても印象的です。 GOESのX線のグラフを見ると、昨日から全体の強度が高まっています。 黒点群の活動度が高まっているためと考えられますので、 引き続き活発なフレア活動に注目して下さい。 太陽風は、いよいよ高速風が終わり、平均的な速度に戻りつつあります。 現在の速度は440km/秒です。 磁場強度は5nTと、昨日よりも少し上がっていますが、 平均的な強度に戻ったくらいです。 磁気圏活動は概ね静穏で、AE指数は小さな変化が見られる程度です。 太陽風は、この後は穏やかな状態がしばらく続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、依然、10,000の警戒レベルを保っています。 太陽風が穏やかになると、減少の速度はとても遅くなります。 太陽風の小さな乱れでもやって来ると、一気に下がるのですが、 それがなければ、当分の間注意状態が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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