宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/ 3 13:54 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。 担当 篠原 快調に高速太陽風が続いています。 昨日、650km/秒に上がった高速風は、そのまま600km/秒台中盤を保ち、 現在は、620〜640km/秒で推移しています。 磁場強度は、4nTから3nT付近で弱まりつつあるようです。 昨日のグラフほどではありませんが、AE指数の変化は今日も活発で、 極域では頻繁にオーロラの活動が発生しているようです。 AE指数の変動は、500nTから最大で1000nTに達しています。 27日周期の図を見て下さい。 今回の高速風の前半部の経過がよく見えています。 3月1日に速度が上昇を始めますが、 その時間帯に太陽風の磁場強度が大きく強まっています (高速の太陽風に押し込まれるためです)。 その時、太陽風磁場の南北成分は強く南を向き(マイナス方向)ました。 すると、磁気圏への影響も強まります。 「沖縄変動」がマイナスへ変化し(磁気嵐の発生を表しています)、 「沖縄短期変動」も激しく増加しています(オーロラ活動の活発化を表しています)。 小さな図ですが、読み取りに慣れると宇宙天気の全体を簡単にモニターすることができます。 今回の高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が大きく増加しています。 一気に警戒レベルの10,000に近付いています。 この後も増加は続くと思われるので、今後の変化に注意してください。 太陽は、真ん中に大きく見える1164黒点群に加えて、 東端に新しい黒点が上がってきました。 1166黒点群と番号が付けられています。 どの程度の活動をしている黒点群なのか、注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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