宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/ 2 12:38 更新 コロナホールによる高速太陽風が始まりました(700km/秒)。強い南向き磁場の影響でオーロラが活発に発生しています。 担当 篠原 予想よりも早めに、昨日からコロナホールによる高速の太陽風が始まりました。 まず、磁場強度が次第に強まり、 3月1日13時(世界時1日4時)頃に10nTに達しました。 速度は、やっと400km/秒に上がった程度でしたが、磁場の南北成分が大きく南に傾き、 これ以降、半日にわたって-10nT前後の南向きが続いています。 磁場強度は、さらに15nTにまで強まりました。 速度も段階的に、500km/秒、600km/秒と上がり、 現在は650km/秒の高速風となっています。 強い南向き磁場の影響で、磁気圏はかなり活動的になっています。 磁場が強まり始めた頃から、AE指数は500nTほどの変動になり、 その後、太陽風の乱れが強まるにつれてオーロラの強度も強まって、 AE指数は1000nTを超える変動を起こしています。 昨夜は、アラスカのライブカメラ(Live! オーロラ)でも、 とてもきれいなオーロラの輝きを見ることができました。 また、極地研究所によると、南極の昭和基地でもいよいよ観測シーズンが始まっていて、 その最初を飾るようなオーロラの姿が撮影されています。 その動画を掲載します。 現在の太陽風は、磁場強度は5nTに下がっています。 速度は最新のところで700km/秒に達していますが、上昇はこの辺りまでかもしれません。 コロナホールの位置から考えると、最も広い領域の影響はこれからやってきます。 引き続き太陽風のデータ、そして、オーロラの活動に注目してください。 太陽では、1164黒点群の形が大きく変化しています。 磁場の構造がとても複雑になっているようで、 磁場の記号が「βγδ」と3つ付けられています。 磁場が複雑さを増すと、フレアへの注意が必要になります。 昨日のニュース以降は、C6.0の小規模フレアが最大の活動ですが、 再びMクラスの中規模フレアを起こす可能性もあります。 こちらにも注目が必要です。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。南極のシーズンの始まりです。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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