宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 3/ 5 11:52 更新 速度は下がり始めましたが、高速風は続いています。オーロラも活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 速度は次第に下がり始めて、昨夜のうちに550km/秒となりました。 そこで変化は一旦止まって、現在も530km/秒と高速状態を保っています。 太陽風の磁場強度は、4nTから3nTへ下がってきました。 これが弱まってくると、高速風領域も後半です。 今日のACEの図では、南北成分は南向きに変化しています。 この影響で、オーロラ活動も活発に続いています。 AE指数は、300nTから700nTほどの小中規模の活動が連続的に発生しています。 速度が下がってオーロラ活動の規模は小ぶりになっていますが、 極域の空はにぎやかに輝いていたことでしょう。 観測シーズンを迎えたばかりの南極昭和基地のオーロラ画像を紹介します。 ものすごい輝きが、一瞬で空を右から左へ横切っていきます。 元の写真の時間を見ると、ほんの2〜3分のできごとです。 さぞ素晴らしい眺めだったことでしょう。 SDOのAIA193を見ると、コロナホールは太陽の西の端に近付き、 地球への影響はどんどん弱まっています。 高速太陽風は、この後更に速度を下げ、 明日には通常の速さに戻っているのではないかと思います。 その後は、落ち着いた風が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000の警戒レベルに達しています。 目立った増加は止まりましたが、一方、今後の減少はゆっくりです。 しばらく高まった状態が続くでしょう。 太陽は、北半球の中央付近の1164黒点群と、東端の1166黒点群が目立っています。 どちらも昨日よりも黒点が大きくなっているようで、今後の活動が注目されます。 現状では、太陽全体でもC1〜C2くらいの小さな小規模フレアが散発しているだけで、 特に活動が強まっている様子はありません。 Mクラスの中規模フレアも含めて、活動の強まりに注意して下さい。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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