宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 2/28 11:20 更新 太陽風は310km/秒の低速風です。コロナホールが太陽の中心に達しています。 担当 篠原 太陽風は、速度が350km/秒から310km/秒へ下がり、 一層、低速の風になっています。 磁場強度は5nTと平均的な強さで安定していて、太陽風は穏やかです。 磁場の南北成分は、0nTからだいたい北寄りに推移していて、 速度が遅いことと合わさって、磁気圏はとても静かです。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフはほとんど変化していません。 穏やかな太陽風は、終わりが近付いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球側のコロナホールは、大きく広がっている部分が太陽の中心線に達しました。 すると、3日後の3月3日頃には、ここからの本格的な高速風が地球にやって来ると思われます。 その前(右側)の細いコロナホールの影響は、もう一足早く始まります。 明後日には、太陽風に変化が始まるかもしれません。 前周期は、最大で650km/秒まで速度は上昇しました。 今回も同程度の高速風がやって来る可能性があります。 オーロラの活動などに注目してください。 太陽は、北東(左上)に1163(右)、1164(左)黒点群、 南東(左下)に1165黒点群と、3つの群があります。 昨日C4.2のフレアを起こしましたが、その後はBクラスの小さな活動だけで、 全体として活動度は下がっている印象です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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