宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:46)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/26 --- ---
2/25 14:33 C1.6
14:09 C1.4
04:33 C2.7
2/24 22:47 C1.8
16:22 M3.5

黒点  2/26 (NOAA)
磁場 フレア
1163 10 βγ M4
1164 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 323 +1.8
-2 h 342 +3.1
-4 h 364 +1.3
-6 h 365 -2.2
-8 h 356 +1.0
-10 h 361 +4.3
-12 h 352 +2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
2/26 0.4 1x10^3
2/25 0.4 2x10^3
2/24 0.4 2x10^3
2/23 0.4 3x10^3
2/22 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/21 08:31 太陽の活動は次第に小さくなっています。東側には大きなコロナホールが広がっています。
2011/ 2/22 11:42 1158黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没していきました。
2011/ 2/23 14:52 太陽のフレア活動はほとんどなく、太陽風も穏やかです。
2011/ 2/24 10:00 2つの黒点群が沈んで、太陽は無黒点になりそうです。太陽風は穏やかです。
2011/ 2/25 15:23 太陽の東の端に現われた1163黒点群で、M3.5の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/ 2/26 09:46 更新
太陽の東端からもうひとつ黒点群が上がってきました。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

一昨日、24日のM3.5中規模フレアに続いて発生した、
CME(太陽ガスの放出現象)の様子を紹介します。
2枚目の動画のSOHO LASCO C2を見て下さい。
太陽の東端から、南北に並んで2ヶ所からCMEが広がっています。

初め、この映像を見て何が起きたのだろうかと疑問だったのですが、
SDO衛星のAIA304(1枚目の動画)を見ると、
東端でフレアによるものすごい噴出が見られる前に、
その南側で大きなプロミネンスのループができていて、
ゆっくりと噴き上がっています。

これがSOHOの南寄りで初めにゆっくりと持ち上がっているCMEを作り、
そこに、フレアによる速度の高い噴出が重なったということの様です。

このCMEは、地球からは横の方向に飛びだしているので、影響はありません。


その太陽では、1163黒点群に続いて東端にもうひとつ、
1164黒点群が顔を出しています。
この2つの黒点群は、BクラスからC1にかけての小さなフレアを数回発生させています。
現在の活動はおとなしめですが、Mクラスのフレアを起こしたことでもあり、
引き続き注目してください。


太陽風は、速度は320km/秒に下がり、低速風が安定して続いています。
磁場強度は、5nTを前後しています。
平均的な強度です。

オーロラ活動も特になく、AE指数は全く変化していません。


注目のコロナホールは、太陽の中心線に次第に近付いています。
今日のAIA193を見ると、到達は今日、というより明日くらいでしょうか。
その後ろには、大きなコロナホールの広がりが見えています。
来週は、太陽風が強まり、にぎやかなオーロラ活動の発生になりそうです。



24日のM3.5フレアの様子。SDO衛星AIA304カメラによる。
(c) SDO (NASA)


24日のM3.5フレアによって発生したCME。SOHO LASCO C2より。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。