宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 2/21 08:31 更新 太陽の活動は次第に小さくなっています。東側には大きなコロナホールが広がっています。 担当 篠原 Xフレアを発生させた1158黒点群は、とうとう西側に沈んで見えなくなりました。 X線のグラフがどんどん下がっているのは、この影響も大きいでしょう。 太陽に残っているのは、北半球側の1161黒点群(下)と1162黒点群(上)です。 この1日では、それぞれC1の小さな小規模フレアを起こしているだけで、 活動度は下がっています。 しかし、黒点としては大きな規模を保っているので、注意は必要です。 太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度域で変化しています。 磁場強度は5nTをはさんで、減少気味です。 太陽風は、CMEに関係した乱れからは脱出しつつある様です。 磁場の南北成分は南寄りの傾向が続いています。 そのため、AE指数で500nT前後の中規模のオーロラ活動が発生しています。 磁場南向きの傾向が続くと、この後もオーロラ活動が期待できます。 ただし、太陽風は落ち着く方向にあると思われるので、 磁気圏の活動も規模は次第に小さくなっていくでしょう。 STEREO Behindで先回りして太陽の東側を見ると、 ここには大きなコロナホールが広がっています。 分布はある程度変わっていますが、前周期にも見られた広がりで、 27日周期の前周期のデータが参考になると思われます。 すると、前回は2月1日より太陽風の高速風が始まっています。 これを目安にすると、2月28日以降に速度の上昇がやって来そうです。 赤道付近から北半球の高緯度域にかけて、大きく広がるコロナホールなので、 影響が注目されます。 また、放射線帯の高エネルギー電子が増加をしています。 今日は数千のレベルですが、このまま10,000まで増加を続ける可能性があります。 こちらの変化にも注意してください。 STEREO Behind EUVI195による太陽コロナ。太陽の東側に大きなコロナホールが広がっています。 (c) STEREO (NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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