宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、M6.6の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/14 11:35 C1.7
02:23 M6.6
2/13 22:22 C4.7
2/12 23:21 C2.6

黒点  2/14 (NOAA)
磁場 フレア
1156 3 α ---
1157 7 β ---
1158 31 βγ M7
1159 3 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 303 +2.6
-2 h 301 +3.2
-4 h 308 +2.5
-6 h 313 +2.5
-8 h 320 +0.4
-10 h 325 -0.9
-12 h 334 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -11 -27/ 6
-2 h -11 -22/ 4
-4 h -12 -21/ 4
-6 h -13 -19/ 3
-8 h -14 -19/ 2
-10 h -13 -19/ 4
-12 h -12 -18/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
2/14 0.5 1x10^3
2/13 0.5 7x10^2
2/12 0.3 3x10^3
2/11 0.3 5x10^3
2/10 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 9 12:28 1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。
2011/ 2/10 11:17 太陽ではBクラスの小さな活動が続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2011/ 2/11 12:32 1153黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没しました。太陽風は穏やかです。
2011/ 2/12 12:54 太陽の東側でフレアとCMEが発生しています。太陽風は400km/秒台に上がりました。
2011/ 2/13 12:41 1158黒点群が大きく広がっています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2011/ 2/14 12:58 更新
M6.6の中規模フレアが発生しました。1158黒点群は大きく発達しています。

担当 篠原

太陽の南半球の1158黒点群が、昨日更に発達し、
14日2時半(世界時13日17時半)にM6.6の中規模フレアを起こしました。
この規模のフレアは、2010年11月6日(世界時)のM5.4より3カ月ぶりです。

フレアが発生した様子を、SDO AIA193の動画で紹介します。
撮影のタイミングがよかったのか、びしっと輝く瞬間があります。

また、11日の黒点発生以降の1158黒点群の変化を、12時間おきに並べてみます。
昨日一気に大きくなっている様子が分かります。
天気が良ければ日食メガネで挑戦してみたいところですが、
今日の鹿児島はどんよりと曇っています。

X線グラフを見ると、黒点の発達に関係するように、
強度の増加が13日(世界時)の前半に見られます
(東端の活動領域の影響かもしれません)。
それが高まったところで、M6.6のフレアが発生した様です。

1158黒点群は、現在も大きな姿を保ち、
X線の強度も高まった状態が続いています。
今後も、中規模フレアやXクラス大規模フレアへの注意が必要です。


一方、太陽風は速度がどんどん下がって、300km/秒まで低下しています。
すっかり低速風に下がってしまいました。

磁場強度も3〜4nTと弱めで、このまま穏やかな太陽風が続きそうです。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。
(グラフの後半が太くなっていますが、データエラーだと思われます)



追伸:
月曜日は授業が詰まっていて、更新が遅くなってしまいます。
大きなイベントが発生したのに、お昼を過ぎてしまいました・・・



SDO AIA 193による、1158黒点群で発生したM6.6フレア。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星による1158黒点群の拡大。2月11日から、12時間ごとの変化です。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。