宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 2/14 12:58 更新 M6.6の中規模フレアが発生しました。1158黒点群は大きく発達しています。 担当 篠原 太陽の南半球の1158黒点群が、昨日更に発達し、 14日2時半(世界時13日17時半)にM6.6の中規模フレアを起こしました。 この規模のフレアは、2010年11月6日(世界時)のM5.4より3カ月ぶりです。 フレアが発生した様子を、SDO AIA193の動画で紹介します。 撮影のタイミングがよかったのか、びしっと輝く瞬間があります。 また、11日の黒点発生以降の1158黒点群の変化を、12時間おきに並べてみます。 昨日一気に大きくなっている様子が分かります。 天気が良ければ日食メガネで挑戦してみたいところですが、 今日の鹿児島はどんよりと曇っています。 X線グラフを見ると、黒点の発達に関係するように、 強度の増加が13日(世界時)の前半に見られます (東端の活動領域の影響かもしれません)。 それが高まったところで、M6.6のフレアが発生した様です。 1158黒点群は、現在も大きな姿を保ち、 X線の強度も高まった状態が続いています。 今後も、中規模フレアやXクラス大規模フレアへの注意が必要です。 一方、太陽風は速度がどんどん下がって、300km/秒まで低下しています。 すっかり低速風に下がってしまいました。 磁場強度も3〜4nTと弱めで、このまま穏やかな太陽風が続きそうです。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 (グラフの後半が太くなっていますが、データエラーだと思われます) 追伸: 月曜日は授業が詰まっていて、更新が遅くなってしまいます。 大きなイベントが発生したのに、お昼を過ぎてしまいました・・・ SDO AIA 193による、1158黒点群で発生したM6.6フレア。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星による1158黒点群の拡大。2月11日から、12時間ごとの変化です。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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