宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 9 10:24 M1.9
06:05 C4.1
2/ 8 --- ---
2/ 7 --- ---

黒点  2/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1153 8 β M2
1154 1 α ---
1155 3 β ---
1156 6 β ---
1157 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 386 +1.5
-2 h 401 -0.1
-4 h 406 -0.6
-6 h 408 -1.8
-8 h 414 -0.4
-10 h 422 +1.4
-12 h 419 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -15 -19/ 7
-2 h -16 -25/ 9
-4 h -16 -33/ 3
-6 h -14 -33/ 4
-8 h -11 -30/ 3
-10 h -11 -31/ 4
-12 h -13 -34/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^3
2/ 9 0.3 1x10^4
2/ 8 0.4 1x10^4
2/ 7 0.4 2x10^4
2/ 6 0.4 7x10^3
2/ 5 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 4 12:39 太陽風の磁場が大きく南を向いています。速度は平均ですが、ある程度磁気圏活動が強まりそうです。
2011/ 2/ 5 13:14 速度600km/秒に達する高速太陽風が始まっています。強い南向き磁場の影響で、活発な磁気圏活動が発生しています。
2011/ 2/ 6 14:18 高速太陽風は速度が550km/秒に下がり、弱まり始めています。太陽は静穏です。
2011/ 2/ 7 11:22 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 2/ 8 11:54 太陽風の速度は440km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
最新のニュース

2011/ 2/ 9 12:28 更新
1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。

担当 篠原

西の端に近付いた1153黒点群が、昨夜より活動を強め、
9日10時半(世界時9日1時半)にM1.9の中規模フレアを起こしました。
フレア直後の1153黒点群付近の様子を、SDOの拡大写真で紹介します。
(写真の重なりの位置は適当ですので、細かくは見比べないで下さい)

1153黒点群は、その前にC1.0、C4.0、C1.1とCクラスのフレアも起こしてます。
もうすぐ没して見えなくなりますが、それまで次の活動が見られるかどうか、
注目してください。

1153群の活動に加えて、太陽では一気に4つの黒点群が発生しています。
1153黒点群の左に微かに1154黒点群、
そこから東側へ目を移して、これも微かな1155黒点群、その左に少し目立って1157黒点群、
南半球に移動して1156黒点群です。

すぐに消えてしまいそうな群も多いですが、
5つも群番号が並ぶと、左の黒点群リストはとてもにぎやかです。
フレア活動として、目立った動きをしているのは1153群だけです。


太陽風は、次第に速度が下がって、380km/秒とやや低速になっています。
磁場強度も3〜4nTとやや弱めで推移していて、
このまま太陽風は低速風に変わるのかもしれません。

磁気圏のオーロラ活動も概ね静穏です。


SDO AIA193では、太陽の北半球に小さめのコロナホールと、
南極から伸びる広いコロナホールが見えています。
これらの影響は、4日後くらいから見られそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨夜はやや高まって、
両衛星とも10,000の警戒ラインを越えています。
太陽風が穏やかなので、減少はゆっくりになるでしょう。
放射線帯は、しばらく高めの状態が続くことになりそうです。



M1.9中規模フレアを起こした直後の1153黒点群。SDO衛星の可視光、AIA304、AIA193。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。