宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 2/ 9 12:28 更新 1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。 担当 篠原 西の端に近付いた1153黒点群が、昨夜より活動を強め、 9日10時半(世界時9日1時半)にM1.9の中規模フレアを起こしました。 フレア直後の1153黒点群付近の様子を、SDOの拡大写真で紹介します。 (写真の重なりの位置は適当ですので、細かくは見比べないで下さい) 1153黒点群は、その前にC1.0、C4.0、C1.1とCクラスのフレアも起こしてます。 もうすぐ没して見えなくなりますが、それまで次の活動が見られるかどうか、 注目してください。 1153群の活動に加えて、太陽では一気に4つの黒点群が発生しています。 1153黒点群の左に微かに1154黒点群、 そこから東側へ目を移して、これも微かな1155黒点群、その左に少し目立って1157黒点群、 南半球に移動して1156黒点群です。 すぐに消えてしまいそうな群も多いですが、 5つも群番号が並ぶと、左の黒点群リストはとてもにぎやかです。 フレア活動として、目立った動きをしているのは1153群だけです。 太陽風は、次第に速度が下がって、380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度も3〜4nTとやや弱めで推移していて、 このまま太陽風は低速風に変わるのかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動も概ね静穏です。 SDO AIA193では、太陽の北半球に小さめのコロナホールと、 南極から伸びる広いコロナホールが見えています。 これらの影響は、4日後くらいから見られそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨夜はやや高まって、 両衛星とも10,000の警戒ラインを越えています。 太陽風が穏やかなので、減少はゆっくりになるでしょう。 放射線帯は、しばらく高めの状態が続くことになりそうです。 M1.9中規模フレアを起こした直後の1153黒点群。SDO衛星の可視光、AIA304、AIA193。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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