宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 2/11 12:32 更新 1153黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没しました。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 昨日、10日15時から23時にかけて(世界時10日6時から14時)、 西の端ぎりぎりに見えていた1153黒点群で、 4回のCクラス小規模フレア(C1.9、C2.0、C4.7、C2.6)が発生しました。 端のため、一部しか見えていないことを考えると、 本当の規模はもう一段大きかったのかもしれません。 その後は、南半球の真ん中付近に見える1156黒点群が活動を引き継いで、 Bクラスの小さなフレアを起こしています。 1156黒点群は、黒点の規模は小さくなっているようで、 この後の太陽は静かになりそうです。 1156群の北半球側には、1157黒点群もありますが、 小さな点がひとつ見えているだけです。 太陽風は、昨夜、400km/秒に達する小さな速度の高まりがやって来ましたが、 現在はそれも終わり、360km/秒と低速に戻っています。 磁場強度は5nTと平均的なレベルを保っています。 南北成分は、時々南側に振れていて、 その影響でAE指数300nTほどの小規模のオーロラ活動が4回ほど発生しています。 極域ではある程度のオーロラが見られたのではないでしょうか。 SDO AIA193では、 北半球側の小さなコロナホールは、だいぶ西側に回っています。 明日か明後日くらいに影響がやって来るかもしれません。 ただし、コロナホールの規模は小さく、緯度も高めなので変化は限定的でしょう。 また、南半球の広いコロナホールにも注目です。 こちらも緯度は高めですが、 大きく広がっているので、影響はどうなるでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、ゆっくりと減少しています。 10,000のラインからはだいぶ下がった印象です。 このまま低下していきます。 今日は桜島が元気で、朝から何度も空振で窓がびりびり震えています。 そんな事を書こうと思っていたら、 先ほど新燃岳も2000m級の噴煙を上げる爆発を起こしました。 地球もなかなかすごいです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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