宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 2/12 12:54 更新 太陽の東側でフレアとCMEが発生しています。太陽風は400km/秒台に上がりました。 担当 篠原 太陽の東側に活発な領域がある様です。 フレアとそれに伴うCMEが観測されています。 今日1枚目の動画は、STEREO BehindのEUVI195による太陽の東側のコロナの様子です。 中央部に明るい活動的な領域があり、そこでフレアが発生しています。 この領域は、この後にも一段大きな爆発を起こしていて (STEREO Behondの画像はまだ更新されていません)、 それによるCMEがSOHO LASCO C2で撮影されています(3枚目の動画)。 2枚目の動画は、SDO AIA304です。 太陽の端で発生しているフレアがよく写っています。 3枚目のLASCO C2の動画では、CMEが2回発生していますが、 一つ目は、STEREO Behindで写っているフレア、 二つ目はこの後に発生したフレアによるものです。 この領域は、もうすぐこちら側に姿を現すでしょう。 黒点などどの様に分布しているのか、注目してください。 太陽のこちら側では、東半球の南北に新しい黒点が発生しています。 なんだか、2日前の写真を見直しているような出現の仕方です。 これで、中心線付近にある1157群(北)、1156群(南)と、 東側の1159群(北)、1158群(南)と、4つの黒点群が見えています。 東西南北にそろった出現をしていて、印象的です。 太陽風は、今日未明、12日3時(世界時11日18時)から速度が上がり、 それまでの360km/秒の低速風から、430km/秒と若干高めの速度に変わっています。 コロナホールの弱い影響がやって来たということでしょうか。 磁場強度は4nTと弱めになっており、速度が更に大きく上がることはなさそうです。 磁気圏活動は、AE指数で500nT規模の変動が観測されていますが、 それ以外は基本的には穏やかの様です。 コロナホールの位置から考えると、太陽風への影響は更に3日程度続くかもしれません。 STEREO Behind EUVI195による、太陽の東側で発生したフレア。 (c) STEREO (NASA) SDO AIA 304による太陽の東端のフレアの様子。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO LASCO C2カメラによる、CMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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