宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 --- ---
2/11 --- ---
2/10 22:33 C2.6
21:26 C4.7
15:54 C2.1
15:18 C1.9

黒点  2/12 (NOAA)
磁場 フレア
1156 5 β ---
1157 2 β ---
1158 5 β ---
1159 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 432 +0.2
-2 h 437 -1.1
-4 h 427 -2.0
-6 h 422 +0.3
-8 h 403 -4.3
-10 h 372 -4.5
-12 h 375 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -17 -28/ 5
-2 h -17 -28/ 8
-4 h -16 -20/ 10
-6 h -19 -18/ 19
-8 h -17 -32/ 2
-10 h -13 -30/ 7
-12 h -11 -30/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
2/12 0.3 3x10^3
2/11 0.3 5x10^3
2/10 0.3 7x10^3
2/ 9 0.3 1x10^4
2/ 8 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 7 11:22 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 2/ 8 11:54 太陽風の速度は440km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
2011/ 2/ 9 12:28 1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。
2011/ 2/10 11:17 太陽ではBクラスの小さな活動が続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2011/ 2/11 12:32 1153黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没しました。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2011/ 2/12 12:54 更新
太陽の東側でフレアとCMEが発生しています。太陽風は400km/秒台に上がりました。

担当 篠原

太陽の東側に活発な領域がある様です。
フレアとそれに伴うCMEが観測されています。

今日1枚目の動画は、STEREO BehindのEUVI195による太陽の東側のコロナの様子です。
中央部に明るい活動的な領域があり、そこでフレアが発生しています。
この領域は、この後にも一段大きな爆発を起こしていて
(STEREO Behondの画像はまだ更新されていません)、
それによるCMEがSOHO LASCO C2で撮影されています(3枚目の動画)。

2枚目の動画は、SDO AIA304です。
太陽の端で発生しているフレアがよく写っています。

3枚目のLASCO C2の動画では、CMEが2回発生していますが、
一つ目は、STEREO Behindで写っているフレア、
二つ目はこの後に発生したフレアによるものです。

この領域は、もうすぐこちら側に姿を現すでしょう。
黒点などどの様に分布しているのか、注目してください。


太陽のこちら側では、東半球の南北に新しい黒点が発生しています。
なんだか、2日前の写真を見直しているような出現の仕方です。

これで、中心線付近にある1157群(北)、1156群(南)と、
東側の1159群(北)、1158群(南)と、4つの黒点群が見えています。
東西南北にそろった出現をしていて、印象的です。


太陽風は、今日未明、12日3時(世界時11日18時)から速度が上がり、
それまでの360km/秒の低速風から、430km/秒と若干高めの速度に変わっています。
コロナホールの弱い影響がやって来たということでしょうか。

磁場強度は4nTと弱めになっており、速度が更に大きく上がることはなさそうです。

磁気圏活動は、AE指数で500nT規模の変動が観測されていますが、
それ以外は基本的には穏やかの様です。

コロナホールの位置から考えると、太陽風への影響は更に3日程度続くかもしれません。



STEREO Behind EUVI195による、太陽の東側で発生したフレア。
(c) STEREO (NASA)


SDO AIA 304による太陽の東端のフレアの様子。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。