宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 5 --- ---
2/ 4 --- ---
2/ 3 --- ---

黒点  2/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1150 5 β ---
1152 6 β ---
1153 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 581 -1.2
-2 h 600 -2.1
-4 h 590 -3.0
-6 h 530 -8.4
-8 h 459 -15.4
-10 h 416 -5.5
-12 h 413 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -53 -13/ 36
-2 h -58 -1/ 46
-4 h -59 -3/ 37
-6 h -45 -3/ 36
-8 h -29 -17/ 9
-10 h -15 -21/ 13
-12 h -3 -35/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^0
2/ 5 0.4 6x10^1
2/ 4 0.4 3x10^1
2/ 3 0.4 2x10^1
2/ 2 0.4 2x10^1
2/ 1 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/31 11:25 太陽風は速度が遅く、磁気圏も静穏です。コロナホールが中心に達しています。
2011/ 2/ 1 11:41 太陽風の速度が370km/秒に回復しています。高速風の到来は明日以降になるでしょう。
2011/ 2/ 2 13:07 やや早めに高速太陽風が始まりました。激しいオーロラ活動も発生しています。
2011/ 2/ 3 11:22 太陽風の速度は350km/秒へ下がり、高速風は一旦終わりました。今後、再び上昇するでしょう。
2011/ 2/ 4 12:39 太陽風の磁場が大きく南を向いています。速度は平均ですが、ある程度磁気圏活動が強まりそうです。
最新のニュース

2011/ 2/ 5 13:14 更新
速度600km/秒に達する高速太陽風が始まっています。強い南向き磁場の影響で、活発な磁気圏活動が発生しています。

担当 篠原

太陽の観測網が360度の全球に達するのもあと少しです。
今日のSTEREOページの太陽地図に残る隙間は、
いよいよあと少しとなりました(掲載の写真)。
作図の関係で、画像から隙間が消えるタイミングがいつになるか分かりませんが、
すぐそこまで近づいていることは確かです。


いよいよコロナホールによる高速の太陽風が始まりました。
先ず、4日18時(世界時4日9時)頃から磁場強度が10nTに強まりました。
その後もじわじわと上昇は続き、
今日の早朝、5日4時(世界時4日19時)には、20nTにまで達しています。

その頃から速度の上昇も始まり、
5時間ほどで400km/秒から600km/秒まで上昇しました。
磁場強度はこの変化と反対に、10nTへと下がっています。
しかし、依然通常よりも強い状態です。


磁場強度が最大になった頃、太陽風の磁場の南向き成分も、
最大で-20nT近くまでかなり強く南を向きました。
速度の高まりと重なって、かなり激しい磁気圏活動をもたらしています。

AE指数は最大1300nTに達する激しい活動が発生しています。
そして、5日3時(世界時4日18時)以降、
8時間にわたって500nT以上の変動が観測されています。
北極域では、かなりにぎやかなオーロラを見ることができた様です。

一方、京大WDCのDst指数は-60nT程減少していて、
小規模の磁気嵐が発生しています。


太陽風は、現在も600km/秒近くとかなり高速です。
磁場強度は10nT近くでまだ弱まっておらず、引き続き太陽風の変化に注意が必要です。

磁場強度が強まっているため、南向き成分も高まりやすく、
オーロラ活動は今後も続きそうです。
今夜もライブカメラに注目してください。

SDO AIA193では、コロナホールは、だいぶ西端に近付きました。
太陽風の速度は高まりましたが、継続期間は3日程度の規模ではないでしょうか。


放射線帯高エネルギー電子は、現在は低いレベルです。
しかし、今回の太陽風の擾乱の影響を受けて、増加する可能性があります。
今後の変化に注目してください。


太陽は、1152黒点群がBクラスのフレアを度々発生させています。
最大はB9.5で、あと一歩でCクラスに入る規模でした。
特に激しくなる様子は見られませんが、Cクラスには達するかもしれません。

また、北半球の中央部に、新しく1153黒点群が発生したのですが、
既に縮小していて、掲載の写真では見つけることができません。



STEREOとSDOによる、太陽コロナの全球地図。残る隙間もあとわずか。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。