宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 2 --- ---
2/ 1 --- ---
1/31 --- ---

黒点  2/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1150 12 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 487 +0.2
-2 h 493 +1.6
-4 h 512 -0.8
-6 h 526 +0.4
-8 h 543 +4.6
-10 h 510 +1.1
-12 h 512 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -13 -39/ 6
-2 h -14 -35/ 3
-4 h -12 -37/ 5
-6 h -11 -37/ 6
-8 h -14 -30/ 12
-10 h -20 -25/ 17
-12 h -16 -36/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
2/ 2 0.3 2x10^1
2/ 1 0.4 3x10^1
1/31 0.3 2x10^1
1/30 0.6 2x10^1
1/29 2.8 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/28 12:11 西に没した1149黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2011/ 1/29 12:43 太陽の西側にCMEが飛び出しています。太陽風はかなり遅い速度です。
2011/ 1/30 11:19 太陽風は低速状態が続いています。太陽はコロナホールが大きく広がっています。
2011/ 1/31 11:25 太陽風は速度が遅く、磁気圏も静穏です。コロナホールが中心に達しています。
2011/ 2/ 1 11:41 太陽風の速度が370km/秒に回復しています。高速風の到来は明日以降になるでしょう。
最新のニュース

2011/ 2/ 2 13:07 更新
やや早めに高速太陽風が始まりました。激しいオーロラ活動も発生しています。

担当 篠原

昨日の磁場の強まりは、高速太陽風の始まりでした。
昨日の夕方、1日17時(世界時1日8時)から、太陽風の速度は上昇を始め、
半日ほどかけて550mk/秒まで上がりました。

その後も、高速状態を保っていて、現在の太陽風の速度は500km/秒ほどです。

15nT近くまで強まっていた磁場強度は、速度が上がり始めると低下して、
現在は5nTと平均的な強さで落ち着いています。

コロナホールの見え方から考えると、地球は少し早めに高速風領域に入った印象ですが、
現在のSDO AIA193では、北半球のコロナホールは西側へ進んで、
地球への影響の開始位置に届いています。

従って、高速風領域としての本番はこれからではないかと思います。
この後、更にもう一段高い速度に変化する可能性があります。


速度が高まり始めた頃に、-5nTを超える南向きの磁場がやって来ました。
今日のACEの図では、南を向いているのはこの時間帯くらいなのですが(図の中間あたり)、
ここで、AE指数1000nTに達する激しいオーロラ活動が発生しています。

磁場の強まりの残る高速風の立ち上がりという、
オーロラ観望としては最も狙い目のタイミングでの、活発な活動です。

磁場の南北成分は、その後は0nT付近からやや北寄りになっています。
このため、オーロラの活動は低調になっています。
磁場の傾向が変わると、再び活発化すると思われますので、注目してください。


一方、太陽の活動は静穏です。
1150黒点群は特に変化なく、
X線のグラフはBクラスの小さな変化が見られている程度です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。