宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/31 --- ---
1/30 --- ---
1/29 --- ---

黒点  1/31 (NOAA)
磁場 フレア
1150 12 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 271 +1.9
-2 h 271 +1.9
-4 h 268 +1.9
-6 h 269 +1.6
-8 h 278 +2.0
-10 h 274 +1.7
-12 h 281 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -5 -10/ 12
-2 h -6 -20/ 3
-4 h -6 -19/ 3
-6 h -6 -20/ 2
-8 h -6 -21/ 5
-10 h -7 -23/ 3
-12 h -6 -22/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
1/31 0.3 2x10^1
1/30 0.6 2x10^1
1/29 2.8 1x10^2
1/28 2.8 5x10^1
1/27 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/26 13:09 太陽風は一段と低速風になっています。太陽も特に活動はありません。
2011/ 1/27 10:53 太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました)
2011/ 1/28 12:11 西に没した1149黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2011/ 1/29 12:43 太陽の西側にCMEが飛び出しています。太陽風はかなり遅い速度です。
2011/ 1/30 11:19 太陽風は低速状態が続いています。太陽はコロナホールが大きく広がっています。
最新のニュース

2011/ 1/31 11:25 更新
太陽風は速度が遅く、磁気圏も静穏です。コロナホールが中心に達しています。

担当 篠原

2月に入ると、STEREOのAheadとBehindが太陽をはさんで180度に開き、
太陽の全体を一望できる日がいよいよやって来ます。

STEREOの軌道計算のページによると、
日本時間で6日から7日にかけて最も離れることになるようです。
(あくまでこのページの計算精度の中での話です)

STEREOの最新情報によると、
9日(日本だと10日ではないでしょうか)にNASAが公式発表を行うそうです。
予告の動画も公開していて、盛り上がっています。
(たいした内容ではありませんが・・・)

今後は、SOHOやSDOなどと組み合わせることで、
太陽の全体を常に観測できるようになり、素晴らしいことです。
参考までに、上記の計算ページで得られた2機が最も離れた時の図と、
完全に埋まる直前の、今日の太陽地図を掲載します。


その太陽は、1150黒点群が南東に見えていますが、
活動は落ち着いていて、Bクラスの小さな変化を起こしている程度です。
このまま穏やかに推移しそうです。


太陽風は、速度が270km/秒に下がり、更に遅くなっています。
磁場強度は、3nTに弱まっていたものが、
今朝に入って6nTにやや強まっています。
しかし、この後に変動が続くということもなさそうです。
太陽風も穏やかに推移すると思われます。

磁気圏も全く静穏で、AE指数は全く変化していません。
これは、速度が遅いこともありますが、
磁場の南北成分が現在は北寄りに変わっている影響が大きいでしょう。


SDO AIA193では、コロナホールはいよいよ太陽の中心に達し、
地球への影響開始は秒読み段階です。
すでに中心を通りすぎていることを考慮すると、
2〜3日後から太陽風の変動が始まるかもしれません。

コロナホールの規模も大きく、しっかりした高速風がやって来そうです。
新月に近いことから、オーロラの観望にはチャンスでしょう。
ライブカメラなどに注目してください。



STEREO AheadとBehindが最大に離れる、2011年2月6〜7日頃の様子。
(c) STEREO (NASA)


STEREOとSDOによる、太陽コロナの全球地図。360度が完全に埋まる直前で、細い隙間が残っている。
(c) STEREO (NASA)、SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。