宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 2/ 3 11:22 更新 太陽風の速度は350km/秒へ下がり、高速風は一旦終わりました。今後、再び上昇するでしょう。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度はゆっくりと下がって、 夕方の2日17時(世界時2日8時)頃には、450km/秒とやや高速くらいになりました。 その後もじわじわと下がり気味に見えていたのですが、 今朝、3日10時(世界時3日1時)になって、350km/秒へ一気に下がってしまいました。 高速の太陽風は一旦途切れて、低速風に変わっています。 磁場強度も、昨日の5nTから、現在は2nTへと弱まっています。 SDO AIA193のコロナホールの様子では、 今後高速風がやって来ることは間違いないと思いますが、 それまで、一休みです。 磁気圏では、AE指数で300〜500nT程度の小規模の活動が見られています。 太陽風の速度が低下傾向にあるため、磁気圏も比較的穏やかです。 今後、再び速度が上昇して太陽風は高速状態に戻ると思われます。 現在、磁場強度が弱まっているので、再び強まりだす時が開始の目印になるかもしれません。 SDO AIA193の写真では、コロナホールは既に太陽の中央線を通過し、 全体が西半球側に移動しています。 従って、高速風の終わりもまた、今日から4〜5日先くらいと見込まれます。 オーロラ観望を狙うならそのくらいまでで一段落です。 ライブカメラ(Live! オーロラ)など注目してください。 太陽は、南半球の中央部に1150黒点群が見え、 その左に新しい黒点群が発生しています。 1150黒点群がBクラスの小さなフレアを数回起こしている程度で、 活動は低調です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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