宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/30 11:19 更新 太陽風は低速状態が続いています。太陽はコロナホールが大きく広がっています。 担当 篠原 太陽風は、速度280〜300km/秒とかなり遅い速度のまま安定しています。 磁場強度も2nTに下がってきて、静かな太陽風です。 太陽風磁場が南を向いたときに、 AE指数で300nTほどの小規模の活動が発生していますが、 磁気圏のオーロラ活動は概ね静穏です。 SDOのAIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の東側に、大きなコロナホールが写っています。 コロナホールは、太陽の磁場が太陽から外側に向かって大きく広がっている場所です。 コロナのプラズマは、その磁力線に沿って太陽から外側へ吹きだして行き、 速度の高い太陽風を作ります。 プラズマがどんどん逃げるので、コロナの密度が低くなり、 暗い穴のように見えるのです。 今日の写真では、コロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に届く直前です。 高速太陽風は、太陽から地球まで3日程度でやって来ます。 2月2日〜3日あたりから、地球はこのコロナホールの影響を受けることになりそうです。 太陽では、東側に1150黒点群が見え、 Bクラスの小さなフレアを起こしています。 特に発達の様子は見られず、現状の様な小さな活動が見られる程度でしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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