宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:19)
一昨日、M1.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/30 --- ---
1/29 --- ---
1/28 19:03 C1.5
13:11 C1.6
09:45 M1.4
04:49 C1.5

黒点  1/30 (NOAA)
磁場 フレア
1150 6 β ---
1151 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 277 +0.1
-2 h 283 -0.1
-4 h 290 +0.2
-6 h 288 -0.1
-8 h 290 -1.8
-10 h 295 -2.8
-12 h 298 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -7 -14/ 8
-2 h -7 -20/ 2
-4 h -9 -19/ 4
-6 h -10 -22/ 6
-8 h -12 -25/ 11
-10 h -10 -22/ 11
-12 h -7 -18/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
1/30 0.6 2x10^1
1/29 2.8 1x10^2
1/28 2.8 5x10^1
1/27 0.4 1x10^2
1/26 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/25 12:15 1149黒点群はC1フレアを起こしています。太陽風は低速です。
2011/ 1/26 13:09 太陽風は一段と低速風になっています。太陽も特に活動はありません。
2011/ 1/27 10:53 太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました)
2011/ 1/28 12:11 西に没した1149黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2011/ 1/29 12:43 太陽の西側にCMEが飛び出しています。太陽風はかなり遅い速度です。
最新のニュース

2011/ 1/30 11:19 更新
太陽風は低速状態が続いています。太陽はコロナホールが大きく広がっています。

担当 篠原

太陽風は、速度280〜300km/秒とかなり遅い速度のまま安定しています。
磁場強度も2nTに下がってきて、静かな太陽風です。

太陽風磁場が南を向いたときに、
AE指数で300nTほどの小規模の活動が発生していますが、
磁気圏のオーロラ活動は概ね静穏です。


SDOのAIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球の東側に、大きなコロナホールが写っています。
コロナホールは、太陽の磁場が太陽から外側に向かって大きく広がっている場所です。
コロナのプラズマは、その磁力線に沿って太陽から外側へ吹きだして行き、
速度の高い太陽風を作ります。
プラズマがどんどん逃げるので、コロナの密度が低くなり、
暗い穴のように見えるのです。

今日の写真では、コロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に届く直前です。
高速太陽風は、太陽から地球まで3日程度でやって来ます。
2月2日〜3日あたりから、地球はこのコロナホールの影響を受けることになりそうです。


太陽では、東側に1150黒点群が見え、
Bクラスの小さなフレアを起こしています。
特に発達の様子は見られず、現状の様な小さな活動が見られる程度でしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。