宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:18)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/23 --- ---
1/22 17:00 C2.5
05:10 C1.4
02:04 C2.3
1/21 13:11 C3.3

黒点  1/23 (NOAA)
磁場 フレア
1147 1 α C1
1149 15 βγ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 369 -0.9
-2 h 371 -0.1
-4 h 372 +1.2
-6 h 378 -0.6
-8 h 379 -0.9
-10 h 384 +1.1
-12 h 395 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -7 -21/ 3
-2 h -7 -24/ 2
-4 h -9 -24/ 5
-6 h -8 -27/ 3
-8 h -7 -28/ 4
-10 h -7 -34/ 11
-12 h -7 -23/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
1/23 0.4 3x10^2
1/22 0.4 5x10^2
1/21 0.3 5x10^2
1/20 0.5 5x10^2
1/19 0.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/18 12:08 1月7日から始まった高速風の期間は終わりつつあるようです。
2011/ 1/19 11:59 太陽風はやや高速の状態が続いています。磁気圏は静穏です。
2011/ 1/20 10:58 STEREO衛星がそろそろ正反対の位置に達します。太陽風の速度は460km/秒とやや高速です。
2011/ 1/21 11:31 太陽風は平均的な速度に下がっています。これから低速の太陽風が続きそうです。
2011/ 1/22 11:10 1149黒点群が発生し、Cクラスの小規模フレアを多発しています。
最新のニュース

2011/ 1/23 11:18 更新
1149黒点群が発達しています。H2Bの打ち上げの様子を紹介します。

担当 篠原

昨日、こうのとり2号機を積んだH2Bロケットが種子島から打ち上げられました。
ロケットの打ち上げというと、テレビのニュースなどでは、
発射台から大きなロケットが炎を上げて上昇していく姿を見ることになります。

私もこれまではそういう映像にしか縁がありませんでした。
ところが、鹿児島県に住むと、
地平線の向こうから大空に向かって
小さなロケットが飛び上がっていく様子が普通に見えるのです。

九州の南半分に住んでいる方には昔からの常識なのでしょうが、
他所者にとってはものすごい驚きでした。
昨日は、校舎の屋上からじっくりと打ち上がっていく様子を観望しました。

写真を2枚掲載します。
飛行機雲のできそこないみたいな雲の筋がロケットの跡です。
やや引いた写真なので分かりにくいですが、
学校の景色と見比べると、実際の見え具合を感じていただけるのではないでしょうか。

上昇のところでは、炎を吹き出している様子もしっかり見ることができました。
次回は、望遠鏡など用意してじっくり追跡してみたいです。

普通、ロケットの打ち上げを見に行くなら、現地へ出かけますから、
こんな中途半端な場所から見上げることができるのは意外に貴重な事のように感じます。


1149黒点群は、変化を続けています。
その様子をSDO衛星による動画で紹介します。
昨日は、22日17時(世界時22日8時)に、C2.4の小規模フレアを起こしています。
しかし、その他には目立った活動はなく、
黒点としては大きくなっていますが、活動度は下がった様です。

しかし、一休みして、再び活発化するという変化はよく見られることですので、
引き続き、1149黒点群の活動には注意が必要です。


太陽風は、ゆっくりと速度の低下が進み、
370km/秒と低速風に変わりつつあります。
磁場強度も3nTに下がりました。

磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変動が見られる程度です。

太陽にはコロナホールも見られず、
今後は、低速の太陽風が長く続くと思われます。

掲載している27日周期の図では、前周期の太陽風もずっと低速です。



H2Bロケットの打ち上げを、鹿児島県霧島市から眺めた様子です。
(c) 宇宙天気ニュース


少し拡大。ロケットの噴煙が青空を切り裂いて上ります。
(c) 宇宙天気ニュース


SDOの可視光写真による、1149黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。