宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/24 09:25 更新 1149黒点群は落ち着いています。太陽風は速度が下がっています。 担当 篠原 1149黒点群は、大きく発達した姿は保っていますが、 フレア活動は低下していて、 昨日はBクラスの小さな変化が見られた程度でした。 活動が再開することも考えられるので、引き続き注意が必要だと思いますが、 X線の強度も少し下がり始めていて、 1149黒点群はこのまま弱まっていくかもしれません。 また、太陽の西側(右側)からCME(太陽ガスの放出現象)が飛び出しています。 フィラメントの噴出が発生した様です。 地球からは横に向かっているので、影響はありません。 太陽風は、340km/秒へ速度が下がり、 本格的に低速風となっています。 磁場強度も3nT前後と弱めです。 磁気圏活動も、全体的には静穏ですが、 磁場の南向きに関係して、小規模の活動は見られています。 この後も、低速の穏やかな太陽風が続くと思われます。 現在、地球から見える太陽面にはコロナホールは見られません。 一方、STEREO Behindで太陽の東側を見渡すと、 大きなコロナホールが広がっています(2枚目の小さな太陽コロナ写真)。 前周期とは、また広がり方が変化していて、 高速風の予想に悩まされるかもしれません。 大まかな予想として、2月3日辺りから影響が始まりそうです。 SOHO LASCO C3による、西方向へのCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース STEREO Behindによる、東側の太陽コロナ。地球よりも7日程度先回りをしています。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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