宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:10)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/22 05:10 C1.4
02:04 C2.3
1/21 13:11 C3.3
1/20 --- ---

黒点  1/22 (NOAA)
磁場 フレア
1147 2 α C1
1149 20 βγ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 401 +0.2
-2 h 387 +1.7
-4 h 391 +0.9
-6 h 381 +0.4
-8 h 389 -0.6
-10 h 395 +1.5
-12 h 397 -2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -7 -22/ 3
-2 h -10 -18/ 3
-4 h -11 -19/ 5
-6 h -12 -22/ 3
-8 h -13 -23/ 5
-10 h -15 -28/ 8
-12 h -16 -19/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
1/22 0.3 5x10^2
1/21 0.3 5x10^2
1/20 0.5 5x10^2
1/19 0.4 9x10^2
1/18 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/17 09:39 太陽風の速度は再び上がっています(480km/秒)。コロナホールの影響が及んでいるのかもしれません。
2011/ 1/18 12:08 1月7日から始まった高速風の期間は終わりつつあるようです。
2011/ 1/19 11:59 太陽風はやや高速の状態が続いています。磁気圏は静穏です。
2011/ 1/20 10:58 STEREO衛星がそろそろ正反対の位置に達します。太陽風の速度は460km/秒とやや高速です。
2011/ 1/21 11:31 太陽風は平均的な速度に下がっています。これから低速の太陽風が続きそうです。
最新のニュース

2011/ 1/22 11:10 更新
1149黒点群が発生し、Cクラスの小規模フレアを多発しています。

担当 篠原

太陽の中ほどの1147黒点群のすぐ下に、1149黒点群が新しく出現しました。
新しい群らしく、活動も活発で、
21日13時(世界時21日4時)にC3.3、22日2時(世界時21日17時)にC2.2、
その他にC1を複数回など、小規模フレアを多数発生させています。

GOESのX線グラフは背景の強度が急に盛り上がり、
そこに激しくフレアの変動が乗っています。

この黒点群は更に規模が大きくなって、
Mクラスの中規模フレアなどを起こすかもしれません。
今後の変化に注目してください。


太陽風は、速度400km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も、4〜3nTとやや弱めで推移しています。

ACEのデータを見ると、
21日23時(世界時21日14時)に、プラズマの密度が急に増加して興味深いです。
ただし、目立った変化をしているのは、このグラフだけで、
これだけでは様子がよく分かりません。

磁気圏では、太陽風磁場の南向きに対応して、
小規模のオーロラ活動が発生していますが、概ね穏やかです。

今後も太陽風、磁気圏は穏やかに推移すると思われます。



SDOの可視光写真による、1147、1149黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星による1147、1149黒点群付近のコロナの変化。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。