宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/20 --- ---
1/19 --- ---
1/18 --- ---

黒点  1/20 (NOAA)
磁場 フレア
1147 7 βγ ---
1148 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 456 -0.6
-2 h 466 +0.2
-4 h 479 -1.1
-6 h 492 +1.2
-8 h 495 -0.6
-10 h 503 -0.7
-12 h 517 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -15 -24/ 5
-2 h -16 -22/ 5
-4 h -15 -22/ 4
-6 h -17 -18/ 9
-8 h -17 -21/ 7
-10 h -19 -23/ 10
-12 h -19 -24/ 19

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
1/20 0.3 5x10^2
1/19 0.4 9x10^2
1/18 0.3 6x10^2
1/17 0.4 2x10^3
1/16 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/15 14:01 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいているのかもしれません。
2011/ 1/16 12:06 太陽風の速度は下がり始め、オーロラ活動も弱まっています。新しい黒点群が上がって来ました。
2011/ 1/17 09:39 太陽風の速度は再び上がっています(480km/秒)。コロナホールの影響が及んでいるのかもしれません。
2011/ 1/18 12:08 1月7日から始まった高速風の期間は終わりつつあるようです。
2011/ 1/19 11:59 太陽風はやや高速の状態が続いています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2011/ 1/20 10:58 更新
STEREO衛星がそろそろ正反対の位置に達します。太陽風の速度は460km/秒とやや高速です。

担当 篠原

STEREO Ahead, Behindの2機の衛星は、日を追う毎に地球から前後に離れていき、
いよいよ太陽をはさんで正反対の位置に達しつつあります。
今日の位置情報(where is stereo?)を見ると、2機の角度は178.0度に達しています。
掲載している1枚目の図を見て下さい。
あと、2度です。

同じページのリンクから、今後の衛星の位置を計算すると、
2機の角度が最も大きくなるのは2月6日で、179.7度とのことでした。

STEREOのデータページには、2機のSTEREOで撮った太陽コロナの写真と、
SDO衛星のコロナ写真を合成した、
太陽全球のコロナ地図が掲載されています(今日の2枚目の図)。
この図に黒い帯としてずっと見えていたデータの隙間も、
あと半月ほどでなくなることになります。

STEREOとしては、今後は太陽の向こう側で2機が近付いていくため、
今度は地球側が見えなくなってしまうのですが、
そこは、SDOなどの衛星でカバーすることで、
太陽全体を常時監視することが可能になるのです。
非常に興味深い時代がやって来ました。


その太陽ですが、南西の1148黒点群はすっかり小さくなり、
ほとんど消えかかっています。
1147黒点群もあまり元気はなく、太陽は穏やかです。


太陽風は、昨日いっぱいは500km/秒を保ちましたが、
今日に入って下がり始め、現在は460km/秒とやや高速という状態です。
磁場強度も、4nTとやや落ちています。

そろそろコロナホールの影響も終わり、低速風の領域に入っていくことになりそうです。


オーロラ活動も、
今日のAE指数の図は300〜500nTと小規模の活動が連続的に発生していて、
ある程度にぎやかだったようです。
速度が高まったこともありますが、
磁場の南北成分がずっと南寄りになっていたことが影響しています。

今後は速度が下がるとともに、オーロラの活動は弱まり、
静かな状態が当分続くと思われます。



今日のSTEREO衛星の位置。
(c) STEREO (NASA)


STEREO 2機とSDOの写真を組み合わせた、太陽コロナの全球図。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。