宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/19 11:59 更新 太陽風はやや高速の状態が続いています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒台の中盤で推移しています。 昨日は420km/秒と平均レベル近くまで下がりましたが、 今日に入って少し上がって、現在は470km/秒とやや高速の状態に戻っています。 まだコロナホールの影響が残っているのでしょう。 磁場強度は5nTと平均的な強さでほぼ安定しています。 特に強まっていることもないので、速度の高まりはこの辺りまででしょう。 磁気圏のオーロラ活動は低調で、AE指数はほとんど変化していません。 磁場の南北成分が、0nT付近か北寄りに推移しているためです。 速度としてはある程度高いので、 磁場の傾向が南寄りに変われば、小規模のオーロラ活動も発生するでしょう 太陽コロナの様子から、 太陽風の速度の高まりも、明日くらいまでではないかと思います。 以降は速度が下がり、穏やかな太陽風が続くでしょう。 太陽では、北東(左上)に1147黒点群が、南西(右下)に1148黒点群がそれぞれ見えています。 黒点の形が変化したり、AIA193では小さなフレア活動も見られますが、 今のところは規模も小さく、 GOES衛星のX線グラフでは目立った変化は観測されていません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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