宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/18 12:08 更新 1月7日から始まった高速風の期間は終わりつつあるようです。 担当 篠原 太陽風は、昨日いっぱい500km/秒付近の高速状態を保ちました。 そして、今日に入った頃からゆっくりと下がり始め、 現在は440km/秒とやや高速という程度に下がっています。 コロナホールの強い影響は、これで一段落なのかもしれません。 高速の太陽風は1月7日に始まり、11日間にわたって続いています。 ただし、この後、赤道付近の淡いコロナホールの影響が見られれば、 400km/秒台中盤程度のやや高速の風がもうしばらく続くかもしれません。 それでも、終わりが多少延びるだけで、 これから太陽風は穏やかな状態がしばらく続くことになります。 磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。 AE指数のグラフはやや太くなっていますが、 これは変動ではなく、データの問題の様です。 実際には小さな変化が発生しているだけだと思います。 速度が下がってきたことから、今後のオーロラ活動も穏やかに推移しそうです。 太陽では、南西(右下)に1148黒点群が出現しています。 この後の発達に注目してください。 SDO衛星による1147黒点群の拡大写真を、可視光とコロナについて2枚掲載します。 見比べると、左側の小さな黒点が集まっている領域に、コロナの明るい光が集中しています。 SDO AIA193の動画を見ると、1147黒点群は小さな活動を続けていますが、 それはこの写真の左側の領域の様です。 SDO衛星による1147黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による1147黒点群付近のコロナの様子。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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