宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 1/17 09:39 更新 太陽風の速度は再び上がっています(480km/秒)。コロナホールの影響が及んでいるのかもしれません。 担当 篠原 昨日、太陽風の速度は、400km/秒と平均的なレベルまで下がりましたが、 夜に入った頃から再び上昇し、現在は480km/秒と高速状態を回復しています。 SOHO EIT195のコロナ写真で、太陽の南半球側に広がる コロナホールの影響が届いているのかもしれません。 その場合、高速風は明日、明後日まで続くかもしれません。 一方、太陽の中心部には、かなり淡いコロナホールも見られ、 この影響も19、20日頃に多少見られる可能性もあります。 太陽風の乱れとしては小規模でしょう。 太陽風の速度は高まりましたが、 磁場の南北成分がほとんど0nTにあったため、磁気圏は静穏でした。 AE指数はほとんど変化していません。 今後、磁場が南寄りに変わるようであれば、 速度が高まっているので、小規模のオーロラ活動が発生するでしょう。 太陽では、1147黒点群が次第にこちら側に回ってきましたが、 活動は低下しているらしく、X線の変動はほとんどなくなってしまいました。 もうしばらく様子を見る必要がありますが、 太陽はこのまま穏やかな状態が続きそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |