宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/15 14:01 更新 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいているのかもしれません。 担当 篠原 昨日のニュースで速報したC1のフレアは、C1.6まで上昇し、 東端のまだ上がって来ていない領域で発生していたことが分かりました。 その様子を、SDO衛星のAIA193の動画で紹介します。 また、フレアの後のループプロミネンスの変動を、AIA304と合わせて動画にしました。 実際のフレアの規模は、もう一段大きかったと思われます。 こちら側に回り込んで来た後の活動ぶりが注目されます。 また、このフレアは数時間にわたってX線の高まりが続く長時間型の現象で、 続いて、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しました。 その様子をSOHO LASCO C2、C3より紹介します。 昨日掲載の動画と似ていますが、別の現象です。 昨日まで550km/秒と高い数字を保っていた太陽風の速度ですが、 今朝より低下が目立ち、現在は460km/秒とやや高速の風に変わっています。 高速太陽風も終わりに近づいている様です。 その一方、磁場強度は、昨夜に4nTを割るほどまで下がったのですが、 そこから反転して、現在は6nTとむしろ強度を回復しています。 あるいは、速度がもう一度高まるなどの変化がやってくるのでしょうか。 太陽コロナを見ると、南極側に大きなコロナホールが広がっています。 この領域の影響がやって来るのか、来ないのか、 来る場合はどの程度なのか、このあたりが予想しにくいこともあり、 今後の太陽風の変化に注目しています。 磁気圏のオーロラ活動は、 太陽風磁場の南向きと連動してある程度活発だった前半と、 北寄りになっため静かになった後半と、変化が切り替わっています。 まだ太陽風の速度は高めなので、引き続き磁場の南向きに注目すれば、 ある程度のオーロラ活動も期待できるでしょう。 SDO衛星AIA193、304による、東端のフレアとその後のループプロミネンスの輝き。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO LASCO C2、C3による、東方向へのCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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