宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:01)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/15 --- ---
1/14 10:52 C1.7
1/13 --- ---

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
1145 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 470 -1.6
-2 h 472 -0.3
-4 h 472 -0.2
-6 h 474 -0.4
-8 h 521 -0.0
-10 h 542 +0.3
-12 h 561 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -15 -24/ 10
-2 h -14 -36/ 10
-4 h -14 -35/ 7
-6 h -15 -27/ 3
-8 h -16 -24/ 7
-10 h -16 -26/ 6
-12 h -16 -23/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
1/15 0.4 6x10^2
1/14 0.3 3x10^3
1/13 0.4 4x10^3
1/12 0.3 4x10^3
1/11 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/10 17:29 太陽風は、600km/s近い高速風が続いています。
2011/ 1/11 12:05 高速太陽風は終わりつつあります。明後日以降、次の高速風が始まりそうです。
2011/ 1/12 13:07 太陽風は400km/秒台後半の高めの速度を保っています。オーロラの活動も続いています。
2011/ 1/13 13:00 500km/秒近くの高速風が続いています。このまま続きそうです。
2011/ 1/14 12:07 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。C1のフレアが発生しています。
最新のニュース

2011/ 1/15 14:01 更新
太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいているのかもしれません。

担当 篠原

昨日のニュースで速報したC1のフレアは、C1.6まで上昇し、
東端のまだ上がって来ていない領域で発生していたことが分かりました。
その様子を、SDO衛星のAIA193の動画で紹介します。
また、フレアの後のループプロミネンスの変動を、AIA304と合わせて動画にしました。

実際のフレアの規模は、もう一段大きかったと思われます。
こちら側に回り込んで来た後の活動ぶりが注目されます。

また、このフレアは数時間にわたってX線の高まりが続く長時間型の現象で、
続いて、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しました。
その様子をSOHO LASCO C2、C3より紹介します。
昨日掲載の動画と似ていますが、別の現象です。


昨日まで550km/秒と高い数字を保っていた太陽風の速度ですが、
今朝より低下が目立ち、現在は460km/秒とやや高速の風に変わっています。
高速太陽風も終わりに近づいている様です。

その一方、磁場強度は、昨夜に4nTを割るほどまで下がったのですが、
そこから反転して、現在は6nTとむしろ強度を回復しています。
あるいは、速度がもう一度高まるなどの変化がやってくるのでしょうか。

太陽コロナを見ると、南極側に大きなコロナホールが広がっています。
この領域の影響がやって来るのか、来ないのか、
来る場合はどの程度なのか、このあたりが予想しにくいこともあり、
今後の太陽風の変化に注目しています。


磁気圏のオーロラ活動は、
太陽風磁場の南向きと連動してある程度活発だった前半と、
北寄りになっため静かになった後半と、変化が切り替わっています。

まだ太陽風の速度は高めなので、引き続き磁場の南向きに注目すれば、
ある程度のオーロラ活動も期待できるでしょう。



SDO衛星AIA193、304による、東端のフレアとその後のループプロミネンスの輝き。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3による、東方向へのCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。