宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/16 12:06 更新 太陽風の速度は下がり始め、オーロラ活動も弱まっています。新しい黒点群が上がって来ました。 担当 篠原 昨日から今日にかけて、太陽風の速度は460〜500km/秒の間で推移しています。 磁場強度は6nT近くから4nTに下がっていて、 高速太陽風の勢いは弱まって来ています。 現在の速度は440km/秒まで下がり、このまま更に下がって行くかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動も、だいぶ小さくなって来ました。 AE指数のグラフでは、400nTほどの変化がひとつ見られる程度で、 その他の時間帯は目立った変化はありません。 SDO衛星のAIA193によると、南半球のコロナホールは西側へ回り、 明日、明後日くらいから影響が見られるかもしれません。 高緯度領域に広がっているため、変化は限定的になるだろうと思います。 また、太陽の中心部にも淡くコロナホールの影が見えています。 こちらは位置は良いのですが、規模が小さく、 こちらの影響も、やって来ても小さいものとなるでしょう。 これらの要因で、もう3〜4日程度は太陽風に変化が続くかもしれませんが、 それ以降は低速の穏やかな風になるでしょう。 太陽の東端から、新しい黒点が上がって来ました。 1147黒点群と番号が付けられています。 この数日、太陽の向こう側でフレアやCMEを起こしていた活動領域です。 SDOの写真をよく見ると、まだ全体像が見えている訳ではないようです。 この活動領域は、昨日から今日にかけてもBクラスの小さなフレアを起こしています。 こちら側に回って来た今後の活動に注目して下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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