宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/14 12:07 更新 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。C1のフレアが発生しています。 担当 篠原 今朝より太陽風の速度は500km/秒台に上昇し、現在は550km/秒付近に達しています。 コロナホールの影響が及び始めたようです。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は450km/秒で落ち着いていました。 一方、夜に入った頃から磁場強度が5nTを超えて、 今日の早朝に8nT程度まで高まりました。 振幅は小さかったのですが、その後の速度上昇に先行する変動だったようです。 速度が上がり始めるとともに、磁場強度は5nT近くへ下がっています。 この間、半日にわたって、太陽風磁場の南北成分は-2〜-3nTと振幅は小さいですが、 南向きの状態が続きました。 この影響で、AE指数500nT弱の小規模のオーロラ活動が長時間発生しています。 半月の月明かりの下ですが、きれいなオーロラが見えていたのではないでしょうか。 現在は、南北成分は0nTを挟んだ変化に変わり、 オーロラの変動も一休みとなっています。 太陽風には、コロナホールの影響が及び始めたと考えられますが、 規模から見ると、高い速度は2〜3日程度で終わるのではないでしょうか。 その後は、SDO AIA193で南極から伸びているコロナホールの影響が、 地球までどの程度やって来るかになりそうです。 南側に緯度が高いため、大きな影響は来にくいのですが、 これだけ広いとある程度の変化はやって来るかもしれません。 3日後に注目です。 太陽では、今日は東に向かって大きなCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 東端の向こう側で発生したフレアによるものです 地球への影響はありません。 また、最新のX線データによると、ちょうど今、C1を超えるフレアが発生しています。 現在こちら側の太陽面には目立った黒点はなく、 このフレアはどこで発生したのでしょうか。 SOHO LASCO C3による、東方向へのCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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