宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/12 13:07 更新 太陽風は400km/秒台後半の高めの速度を保っています。オーロラの活動も続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、下がりきらずに460〜480km/秒ほどを保っています。 もっとはっきりと高速風の終わりが見られるのではないかと考えていたのですが、 このまま一連の変化として次の高速風につながっていくのかもしれません。 磁場強度は、昨日は4nTに下がっていましたが、 今日に入って逆に高まり始め、小幅の変化ですが、6nTへ増加しています。 この後も強まる様であれば、早めですが高速風が始まるかもしれません。 コロナホールの見え方から考えると、明日か明後日の始まりとなりそうです。 磁気圏のオーロラ活動は、 太陽風の速度が高めを保ち、磁場も南寄りに推移したため、 AE指数で500nTを越えるくらいの中規模の活動が何度も発生しています。 高速風の終わりに近づいて、オーロラの活動は弱まると考えたのですが、 逆の結果となっています。 現在も太陽風は比較的好条件を保っています。 引き続き、小規模ですがオーロラの活動も見られそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、数千のレベルを保っています。 太陽風の乱れが続いているためでしょう。 この後の速度上昇によって放射線帯がどう変化するか、注目してください。 太陽は、1140黒点群が西に没しかけ、 反対側に1146黒点群が小さく見えている程度です。 X線は、Bクラスの小さな変化があるだけで、太陽の活動は静かです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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