宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/11 --- ---
1/10 --- ---
1/ 9 --- ---

黒点  1/11 (NOAA)
磁場 フレア
1140 1 α ---
1145 3 β ---
1146 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 467 -0.8
-2 h 474 -0.8
-4 h 491 -0.5
-6 h 495 +0.0
-8 h 497 +0.1
-10 h 516 +0.3
-12 h 522 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -15 -38/ 6
-2 h -14 -32/ 9
-4 h -14 -24/ 4
-6 h -13 -25/ 3
-8 h -13 -24/ 4
-10 h -12 -25/ 5
-12 h -13 -25/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
1/11 0.3 2x10^3
1/10 0.5 3x10^3
1/ 9 0.4 3x10^3
1/ 8 0.3 8x10^2
1/ 7 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/ 6 11:05 穏やかな太陽風(360km/秒)が続いています。今後、高速の太陽風が到来すると思われます。
2011/ 1/ 7 12:01 高速太陽風が始まりました。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が強まっています。
2011/ 1/ 8 12:59 高速風は、600km/秒台に上がっています。そろそろ後半に入りそうです。
2011/ 1/ 9 12:20 高速の太陽風は後半に入ったようです。これから次第に速度が下がっていくでしょう。
2011/ 1/10 17:29 太陽風は、600km/s近い高速風が続いています。
最新のニュース

2011/ 1/11 12:05 更新
高速太陽風は終わりつつあります。明後日以降、次の高速風が始まりそうです。

担当 篠原

高速太陽風は、終わりに近づいています。
ACEの観測によると、昨日より太陽風の速度は低下が続き、
現在は、460km/秒とやや高速程度に下がっています。

一方、磁場強度は特に弱まらず、4nTで推移しています。

磁場の南北成分は、+2nT〜-2nTと幅は小さいものの南北に変動していて、
小規模のオーロラ活動が発生しています。
現在は速度が下がり、オーロラはこの後は静かになりそうです。


高速風を抜け出すのもそこそこに、次の高速風の到来が近付いています。
SDO衛星のAIA193によると、北半球のちょうど中央に、
コロナホールが大きな口を開けています。

コロナホールとは、太陽の磁場が太陽の外側に向かって大きく広がっている場所です。
コロナの高温のプラズマが、磁場に沿って太陽の外側へ勢い良く吹き出しています。
そのため、ガスが薄くなり、暗い穴に見えるのです。
噴き出したガスの流れは、高速の太陽風となって地球にやって来ます。

太陽から地球まで、高速風は3日ほどでやって来ます。
コロナホールは、ちょうど今、太陽の中心に広がっています。
すると、3日後の14日には強い風がやって来ていると予想されます。


コロナホールの先頭は、昨日くらいに中央線に達しているので、
高速風の開始は13日くらいになるかもしれません。
明日は一旦落ち着きますが、翌日からは次の擾乱に対する注意が必要です。


太陽では、1140黒点群が西の端に沈みつつあります。
昨日の夜くらいから、ここでBクラスの小さなフレア活動が発生しています。
特に強まる様子は見られませんが、このまま没していきそうです。

また、北半球の東側に、1145、1146と小さな黒点群が発生しています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。