宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:27)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 1 --- ---
12/31 13:18 C1.4
12/30 --- ---

黒点  1/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1138 2 β C1
1140 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 345 -0.5
-2 h 344 -1.8
-4 h 349 -0.6
-6 h 334 -0.5
-8 h 338 -1.0
-10 h 340 -1.6
-12 h 359 -4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -15 -13/ 6
-2 h -15 -20/ 8
-4 h -15 -26/ 2
-6 h -17 -27/ 7
-8 h -20 -32/ 5
-10 h -21 -34/ 4
-12 h -18 -36/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
1/ 1 0.3 1x10^1
12/31 0.4 1x10^1
12/30 0.4 1x10^1
12/29 0.5 2x10^1
12/28 0.4 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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オーロラ帯 (CARISMA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2010/12/27 10:32 太陽風はやや速度が下がり380km/秒です。もうしばらくコロナホールの影響が残るかもしれません。
2010/12/28 11:56 太陽風の速度は340km/秒に下がり、低速状態です。SOHOの写真が更新されています。
2010/12/29 12:46 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラ活動が激しくなりました。
2010/12/30 12:19 太陽風は320km/秒の低速風になりました。穏やかな年末を迎えそうです。
2010/12/31 13:02 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。
最新のニュース

2011/ 1/ 1 11:27 更新
太陽に4つの黒点群が現れてにぎわっています。太陽風は低速風が続いています。

担当 篠原

あけましておめでとうございます。
2011年も宇宙天気ニュースをよろしくお願いします。

新年を記念して、過去記事の閲覧ページを作成しました。
これまでリストから探さねばならなかった過去記事でしたが、
日付指定で探したり、前後にたどって行くこともできるようになりました。
ページ上部の「過去のニュースの 閲覧・全リスト」にリンクを置いています。
どうぞご利用ください。


新年を迎えて、太陽に黒点が急に現れています。
昨日の写真では、黒点はほとんど見えなかったのですが、
今日は、北半球に2つ、南半球に2つそれぞれ黒点群が出現しています。

南半球の中央寄りの黒点は、一旦消えていた1139黒点群です。
そして、北半球東端に現れた黒点は1140黒点群と番号が付けられ、
残りの2つは、まだNOAAの番号はついていません。

黒点は見えなくなっていますが、北半球西端の1138黒点群の場所で、
31日13時(世界時31日4時)にC1の小規模フレアが発生しています。
このフレアに続いて、弱いCME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
地球からはだいぶ横向きなので、影響はないでしょう。

昨日のニュースで紹介した、2つのCMEと合わせて、
SOHO LASCO C2による動画を掲載します。
右に左にと、次々にCMEが飛び出して行きます。


太陽風は、低速の穏やかな風が続いています。
速度は360km/秒からやや下がって340km/秒。
磁場強度は5nTでほぼ安定しています。

南北成分は、振幅は弱いですが、南寄りの傾向が続いています。
掲載のAE指数のグラフは、前半でデータが停止していますが、
京都大学WDCを参照すると、
300nTから瞬間的に500nTに及ぶ小規模の活動が続いていた様です。

このグラフから北極域のオーロラの様子は直接は分かりませんが、
2010年最後のオーロラの輝きが見られたのではないでしょうか。


今日のSOHO EIT195を見ると、
北半球の細長いコロナホールは、少しずつ西側(右側)へ進行しています。
幅が細いことや、緯度が高めであることから、
地球への影響は、やって来てもかなり限定的となりそうですが、
明後日の1月3日以降の太陽風に影響が見られるかもしれません。

その後、大きく広がったコロナホールがこちら側へ回って来ますが、
EIT195の写真では、東端にかすかに見えて来ています。
こちらの影響は6日程度先になるでしょう。



SOHO LASCO C2によるCMEの観測。右に左にと次々噴出しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。